Samuel(サムエル)
Samuel(サムエル)
2018年2月に日本デビューを果たし、5月16日にセカンドシングル「Candy -Japanese Ver.-」をリリースしたばかりの弱冠16歳の新世代K-POPソロアーティストSamuel(サムエル)が、5月20日(日)東京・山野ホールにて「Samuel 1st Japan Showcase」を開催した。

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 Wanna Oneを輩出したMnetのオーディション番組「プロデュース101シーズン2」に出演し一躍注目の的となったサムエルは、昨年2017年8月に韓国でソロアーティストとしてデビューミニアルバム「SIXTEEN」をリリース。韓国での勢いをそのままに日本のミュージックシーンにその才能を見せつけた。

 今年4月に開催された「KCON 2018 JAPAN」でも堂々たるステージングを披露したSamuel(サムエル)。今回は日本で初めてとなるファン待望の単独ショーケースとなった。

 オープニング映像に続けて流れたイントロは日本デビュー曲の「SIXTEEN-Japanese Ver.」。
ファンの大きな歓声に迎えられてSamuel(サムエル)が登場した。柔らかく曲線を描くようなメロウなメロディーラインをなぞる歌声とダンスは、16歳という若さを忘れてしまうような包容力や、時にセクシーさを感じさせる。Samuel(サムエル)がそのつぶらな瞳を無邪気に客席のファンへ送るとそこかしこで黄色い声が巻き起こり、待ちかねたファンの期待の高さがうかがえた。

 1曲目を歌い終えると「皆さん、会いたかったです!」とまずは日本語でファンへあいさつ。パフォーマンスをしている時とは雰囲気を変えて、明るく「今日1日楽しく遊んでいきましょうね!」と少年の笑顔を見せる。

 5月18日(金)には大阪での公演を行い、東京公演の前日はファンサイン会に参加していたと話すSamuel(サムエル)。
さらにサイン会の後は「日本に来るたびに寄っているところですね、ドン・キホーテに行きました。久しぶりに来た友達の家みたいな感じでとてもリラックスできました。楽な格好でいられる服を買いました」と個人の時間も楽しんでいる様子。アーティストとして日本でもたくさんのスケジュールをこなす中、プライベートな時間もアクティブに動き回るSamuel(サムエル)に「疲れていないですか?」とMCがたずねると、「移動をしながら色々スケジュールをこなすということが、疲れながらもとっても楽しい1日だったと思っています」とポジティブオーラ全開で答える若者の姿に客席からも感心の声があがった。

 最初のトークコーナーでは、Samuel(サムエル)の休日の過ごし方を円グラフにして紹介した。「まず、僕は結構眠りが深い方でして…」と少し考えた後、「寝てしまうと、次の日に何もない場合は夕方の4時までは目を覚ましません」と切り出すSamuel(サムエル)に、客席では驚きの声が飛び交う。「信じられないかもしれませんが、本当なんです」と会場をなだめ、「それから、その時間に起きたらそこを朝と考えるので、シャワーをして歯磨きをして、やっとここから朝ご飯を食べる時間がやってきます」と続ける。午後4時に起床、支度をととのえて夜6時から運動をしたり、大好きなテレビゲームに興じたり、お母さんとのデート時間を作ったりと、休日らしい時間の過ごし方をひとつひとつ丁寧に説明していくSamuel(サムエル)。その中で真剣に考え込んだり、MCのツッコミに大きな声で笑ったり、お母さんとの日常の会話を照れながら話したりと、様々な16歳の表情を見せてくれた。最後には普段着ている可愛い柄のパジャマの写真も公開され、ファンにとっては気になるプライベートの姿が垣間見える、笑いがあふれる楽しいコーナーとなった。

 また表情を切り替えて、「Just a while」、「Clap your hands」と2曲続けて披露。クールなパフォーマンスでファンを魅了した。ダンスパートでは客席から大きな叫び声があがるほど大人っぽい仕草や表情を見せる。

 ここでSamuel(サムエル)は一旦退場。スクリーンには日本でのプロモーション活動密着映像が流れた。
日本デビューに向けた写真撮影の様子や、「日本語での会話がもっと上手くできるようになりたい」と話すインタビューなどが公開された。会場のファンに向けたビデオメッセージでは、日本の「GARNET」(=サムエルのファン)への感謝の言葉が語られ「家族のように感じています」と優しい笑顔で結んだ。

 ファンに名前を呼ばれて再登場したSamuel(サムエル)が姿を現したのは、何とステージではなく客席後方。突然のサプライズにファンは大興奮。ファンとハイタッチをしながらステージまでやってきたSamuel(サムエル)も「ステージの上では照明が当たったり、暗くなったりして客席がよく見えなかったんですが、客席の中を歩いてみると本当にたくさんの人が来てくれていてすごく驚きました」とうれしそうに感想を伝えた。

 続いては、Samuel(サムエル)の歌とダンス、そして演技の実力を会場のファンみんなで見極めようというコーナー。まず、歌とダンスについての課題は、日本ではよく知られたJ-POPのダンス曲の映像と音楽をサムエルだけが見て聴いて、即興でそれを再現し、ファンが何の曲かを当てるというもの。日本では誰もが知っている国民的ヒット曲3曲を、Samuel(サムエル)は初見で振付のポイントをおさえ、特徴的なメロディーも掴み、見事全て正解に導いてみせた。

 演技の課題では、様々なシチュエーションに合わせて、たった一言「あ」という言葉を発するという難題に、「ドラマにも挑戦してみたい」と俳優活動にも意欲的な姿勢を見せるサムエルがチャレンジ。 “なるほど、そういうことだったのか、という時の「あ」”、“チャック空いてるよ、と女子に指摘された時の「あ」”、“ふと夜空を見上げきれいな星空に気づいた時の「あ」”という3つのお題に対し、「こういうテーマで演技を披露するのは初めて」と少しの戸惑いを見せながらも、自分なりに状況設定を考えて自然体の即興演技を披露したSamuel(サムエル)に、ファンは大きな拍手と歓声を贈り、課題はオールクリアと相成った。

 「大阪から東京まで2回のショーケースをやりましたが、とても良い経験になりました。みんなと一緒に遊べる楽しい空間を作ってみたかったんですが、実際にやってみたら本当に楽しかったです。今後また早く日本に帰ってきたいと思っていますので、それまで皆さんちょっと待っていてくださいね。5月30日には僕のリパッケージアルバムがリリースされるので、たくさんの関心と応援よろしくお願いします」とこの日のショーケースの感想を語り、たくさんの投げキッスをファンへ贈ると、いよいよステージはクライマックスへ。

 艶のあるサックスの音がアクセントになり甘い雰囲気を作り出す「Winter Night」では客席へ降りていき、ファンの間近でラブソングを歌い上げる。

 ダンサブルな「Never Let U Down」を歌い終えると、この日のために予め覚えておいた日本語があると告げる。
頭を抱えて一生懸命言葉を思い出しながら、「今日は日本で初めてのショーケースにたくさんの、オーマイガット…たくさんの人が来てくれて本当に幸せです。皆さんも幸せですか?これからも、ヘルプ~…これからも、僕のことずっと応援してくれますか?」と客席のファンにも助けてもらいながら日本語で思いを伝えてくれたSamuel(サムエル)。ファンとの共同作業のように紡がれた言葉にサムエルも「ありがとう~!」と笑顔を見せ、客席も達成感を感じる雰囲気に包まれた。

 「最後に!」と「これがキリングワードなんですけど…」と取り直すSamuel(サムエル)。そして、「みんな、約束だよ!」と小指を立てて見せた。

 本編最後の曲として紹介されたのは、5月16日にリリースされた日本でのセカンドシングル「Candy -Japanese Ver.-」。曲中では写真撮影OKタイムも設けられて、ファンサービス満載の締めくくりとなった。

 アンコールの「ONE」ではまたスタイリッシュなダンスを披露し会場を盛り上げた。投げキッスに指ハートも惜しみなく、ファンの歓声も止むことを知らない。

 「今は大人と子供が半分半分だと思っています。ステージの上では幼い部分は一切見せないで、プロらしくステージに立っていますが、パフォーマンスをしていない時は、みんなと会話を交わすだけでも、自分でも幼いなと感じることがあります」と、16歳の自分を分析するSamuel(サムエル)。その瞳はとても純粋で、言葉はひたすらに真っ直ぐだ。プロフェッショナルとしての確固とした意識と実績という地盤の上に、発展途上、急成長中の今だからこその輝きがある。それはこれまでもこれからもずっと変わらない彼の魅力が紡ぎ出す光なのだろう。

 「次はもっとかっこいい姿で戻ってきます!また会いましょう!ありがとうございます!愛してる~」と手を振ってステージを後にする姿は、今はやっぱり「可愛い」と見送りたくなる。
でも次にステージに現れる時は…未知数の期待に胸が高鳴ってしまうだろう。



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