撮影:Lee Jun Yong
撮影:Lee Jun Yong
俳優ナムグン・ミン主演の大ヒットオフィスラブコメディ「キム課長」。ピンハネ専門の会計士が、一獲千金のために一般企業の平凡な課長になり、弱者の味方となって不合理と戦い、崩れかけた会社を立て直していくストーリー。ナムグン・ミンのコミカルな演技と、悪役に初挑戦した「2PM」のジュノの熱演、して痛快なストーリー展開が視聴者の心を捉え、同時間帯視聴率トップを独走した。

ナムグン・ミン の最新ニュースまとめ

このたび、俳優ナムグン・ミンのオフィシャルインタビューが届いた。

-今回の作品で演じるキム・ソンニョンという人物について簡単にご説明をお願いします。
キム・ソンニョンという人物は、実は最初はいい人物ではありません。他人のカネを悪い手口を使って手に入れる、いわゆる“ピンハネ”をしている男です。ピンハネを生業としてきたのですが、もっと大きなカネを手に入れるために大企業に入社することになります。その大企業で行われている不正や腐敗を目にしてしまい、本人の意図とは関係なく人助けをしてしまいます。そして周囲の人々の影響でソンニョン自身も変わっていき、最後は本当の正義を持った人間になっていく。そんな内容のドラマです。

-実際のご本人と似ている点、全く違う点は?
これまで演じてきたキャラクターの中でも、キム・ソンニョンは僕とはまったく似ていない、正反対のキャラクターだと思います。この人物は普通の人間ではありません!別名がたくさんあるのですが、“義人”とか“TQ(企業名)の変人”とか…、特に“変人”という言葉が多く登場するほど、おかしな人物なんです。もちろん、ナムグン・ミンは変人ではありませんから(笑)、僕とは大きく違いますよね。

-作品に休まずにずっと出演されていてプレッシャーも大きいと思いますが、今回この作品を選択された理由は?
もちろんプレッシャーは常にありますよ。この作品が特に私にとってプレッシャーになったのは、前作の『野獣の美女コンシム』はコメディでしたが、今作もコメディだったことです。ジャンルが変われば違う演技を見せるのは簡単ですが、コメディの後にまたコメディなので、キャラクターが似通って見えてしまう可能性もあると思うんです。だから練習もたくさんしましたし、演じるときも神経を使いました。
それでもこの作品を選んだ理由は、まず台本がとても面白かったからですが、パク・ジェボム脚本家とイ・ジェフン監督のタッグへの期待がありました。このお二方を信じてやれば、良い結果が得られるのではと思い出演を決めました。

-一番記憶に残るシーンは?
コミカルなシーンで言うと…、第2話のラストで思いがけずある人を助けてしまうシーンがあるんです。地面に倒れて起き上がると頭から大量に血が流れる、というシーンです。頭から血が出るというのは、ある意味でとてもショッキングなシーンなのですが、視聴者のみなさんはそのシーンで大爆笑してくれました。

-この作品は俳優ナムグン・ミンにとって、どんな作品になりそうですか。
そうですね…。僕の俳優人生において、一つ上の段階に引き上げてくれる作品になると思います。これまで僕がやってきた演技とは違う、新しいスタイルを生み出そうとしています。僕自身もこれまでと少し違うインスピレーションを得た作品なので、この機会にさらに深い演技ができるのではと考えています。
コメディというジャンルは個人的にはすごく難しいジャンルだと思います。強くしすぎるとオーバーになってしまうし、弱すぎると面白くないし…、自然でありながらやり過ぎないようにするのが難しいんです。いろいろと悩みながら試行錯誤していますが、俳優としてさらに成長させてくれる作品になるのではないかと思います。

-ソンニョンというキャラクターがとてもお似合いですが、このキャラクターを演じるためにアイディアを出した部分はありますか。
ヘアスタイルや衣装まで、僕の意見やアイディアが反映されています。それくらいにこの作品に集中していますし、常に悩みながら研究しています。決して楽ではありませんが、後悔しないようにしています。「後悔しない」という言葉が重要かもしれません。完璧は難しいかもしれませんが、後悔しないようにベストを尽くしています。

-ジュノさんとのコンビが話題になりましたが、共演してみていかがでしたか。
実はジュノさんのこれまでの演技は見たことがないんです。どんなふうにこの役を演じるのかすごく気になってはいましたが、演じる姿勢がまず素晴らしいですし、演技もお上手です。これから素晴らしい俳優になると思いますよ。

-一番満足しているアドリブシーンは?
みなさん、僕のアドリブがすごく多いと考えられているようですが(笑)、それほどアドリブは多くないですよ。もちろんアドリブもありますが、アドリブを考えてきてやるというよりは、シーンの流れにあわせて一言二言付け加える感じです。もし後日キム・ウォネさんにインタビューされるなら、アドリブについてはあの先輩に聞いてみるのがいいと思いますよ。なぜなら先輩はアドリブで一つのシーンを作ってしまうほどなんです。僕は違いますよ(笑)。

-日本の視聴者に特に注目して見てほしい部分は?
このドラマは重苦しくならないように、みなさんに軽~い気持ちで見てほしいと思います。重いテーマでも軽快に描いているので、みなさんも気軽に見られるはずです。集中しすぎなくても楽しめるドラマですのでリラックスした気持ちでご覧ください。



放送情報

「キム課長(原題)」
衛星劇場にて4月21日(金)より日本初放送開始
毎週(金)午後11:00~深夜1:30 (2話連続放送)
再放送:翌週(木)午後1:30~4:00

演出:イ・ジェフン、チェ・ユンソク
脚本:パク・ジェボム
出演:ナムグン・ミン、ナム・サンミ、ジュノ(2PM)、チョン・ヘソン



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