熱気球の中で意気揚々と円陣を組む「TNX」のメンバーたち。(画像:画面キャプチャ)
熱気球の中で意気揚々と円陣を組む「TNX」のメンバーたち。(画像:画面キャプチャ)
昨年、J.Y.Park(パク・チニョン)のJYPエンターテインメントとPSYのP NATIONが仕掛けたSBSのオーディション番組「LOUD」から誕生したP NATIONの第1号ボーイズグループ「TNX」。5月17日(火)のデビューに先立ち、8日(日)と15日(日)の2週にわたり、同局で「LOUD,その後-THE NEW SIX」が放送された。

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この番組は番組名の通り、2021年9月に「LOUD」が終了してから、デビューまでの準備過程を追った2話制作の「TNX」のリアリティ番組。「TNX」のチェ・テフン、ウ・ギョンジュン、チャン・ヒョンス、チョン・ジュンヒョク、ウンフィ、オ・ソンジュンの6人が、率直な心境を語るインタビューシーンを織り交ぜながら構成されていた。

前半の1話では、PSYがアイドルの人生について、華やかな瞬間のため、諦めなくてはいけないことがとても多いとし、華やかさ5%、忍耐の時間95%だとその厳しさを語るところから番組はスタート。そして、事務所関係者たちがメンバーたちの仕上がりを最終確認するプレデビューチェックする模様が公開された。

最近のK-POPアイドルはレベルが高いので、そこで目立つのは簡単なことではないが、その中でも持つべき最終目標は“ステージ体質”だというPSY。メンバー1人ずつ、パフォーマンスを披露していったが、それをPSYやスタッフらが「LOUD」のとき同様、応援する温かい目で見守っていた。

映像にはメンバーの長所や魅力を語るPSYのコメントも差し込まれたし、パフォーマンスを終えたギョンジュンには「きょうが一番カッコいい」、「本当に長くかかったな」とねぎらいの言葉をかけるPSY。「LOUD」が終わってから、デビューまでの時間を設けたのは、こういう意味があるとし、成長し、自信をつけてきたことをうれしそうにし、エースのジュンヒョクにも「すべて意味があるんだよ、どんな事にも」と6か月間、さらに増してきた感情の深さを絶賛するなど、その言葉一つ一つに愛情あふれる親心が感じられたのが印象的だった。

総評として、PSYはメンバー全員にこんなに褒めたのは初めてだと言いながら、「カメラがあるときのほうがはるかに良い」と“カメラ体質”であることを改めて確信。そして、このとき「5月17日にデビューしよう」と告げたのだった。さらに、これからものすごいストレス、プレッシャー、悩みが出てくるだろうけれど、確かに言えることは「お前たちが上手くいくまで諦めない」とし、「お前たちが上手くいく確立は100%。なぜなら、上手くいくまでやるから」と力強く宣言。

そのうえで、最初は夢見ていたほど、上手くいかない確率は高いとし、神様が助けてくれてたまに上手くいくこともあるけれど、最近は多くないとK-POP界の現実的な話をしながら、長い目で見ていこうと伝え、「最初のステップをみんなで一緒に決然とした気持ちでやっていこう」とこの場にいた全員が一丸となるような感動的な言葉をかけた。

そして、メンバーたちの日課として、体重チェックをするダイエットとの戦いや、ルームメイトであるギョンジュンとソンジュンがパソコンでストリートビューを見ながら思い出話をする様子、公式プロフィール撮影の様子などが公開された。

後半の2話では、メンバー同士の関係性が垣間見られた。漢江に散歩にやってきたギョンジュン&ソンジュン、近所の公園にやってきたテフン&ソンジュンという組み合わせだ。最年長ラインのギュンジュンとリーダーのテフンが、ソンジュンに悩みを打ち明けるというものだった。

最年長としての責任感や立ち回り方について悩む2人をソンジュンがいち早くキャッチしたのだろうか。グループでは末っ子でメンバーたちに頼ったり、ふざけたりもするが、誰かがつらいときは必ずそばにいてくれるのがソンジュンらしい。ソンジュンから見ると、ギョンジュンがお父さんで、テフンがお母さんのような存在で、グループのバランスを上手くとってくれているそうだが、今回は悩みを抱える兄貴たちの話を聞きながら、いたわってあげる光景がほほ笑ましかった。

続けて、テフン、ヒョンス、フィがデビュー前、心理カウンセリングを受ける様子、メンバーからメンバーに送るビデオメッセージ、プレデビューチェックのときのスペシャルクリップ、ストーリーフィルム撮影の様子、フィが作詞作曲した「小さな歌」のガイド録音をする様子が公開。また、映画館貸し切りで、家族からの応援メッセージを見ているとき、テフンが涙をこぼしていたのも感動的だったし、スタッフがデビューを祝うケーキを持ってきて、ろうそくの火を吹き消しながら、願い事を祈るメンバーたちの姿も見られた。

さらに、リード曲「Move」のレコーディング、ミュージックビデオの撮影など、さまざまなスケジュールをこなしていく「TNX」。そのような準備過程がすべて終わった後、デビュー前最後となる旅に出た。目的は、ソンジュンの希望で熱気球に乗ること。デビューアルバムには「Way up」というフレーズがたくさん出てくるので、熱気球のようにずっと上へと上がっていこうとみんなで誓いたかったそうだ。

徐々に上昇していく熱気球の中から、意気込みを叫び、意気揚々とした姿を見せた「TNX」。ようやく第一歩を踏み出した彼らの活躍に期待大だ。

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