寒波による停電が続く米テキサス州で、電力会社が破損した電信柱の復旧作業に当たっている=(AP=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
寒波による停電が続く米テキサス州で、電力会社が破損した電信柱の復旧作業に当たっている=(AP=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】米国を襲った記録的な寒波による大規模な停電で、韓国産業界も打撃を受けていることが19日、分かった。  業界によると、テキサス州オースティンにあるサムスン電子の半導体ファウンドリー(受託生産)工場は、16日(現地時間)から4日間にわたり操業を停止している。 オースティン市は、寒波による電力不足が深刻になると、サムスン電子などの半導体メーカーに電力の供給を中止すると通知していた。 サムスン側は、事前に通知があったため被害は大きくなかったとした上で、電力供給がいつ再開するかは連絡を受けていないと説明した。  米ルイジアナ州レイクチャールズにあるロッテケミカルの工場も16日から電力の供給が止まり、工場の操業を停止した。同社は今週中に操業を再開する方針だが、現地の電力供給状況にかかっているため先行きは不透明だ。 米国の寒波の影響は隣国のメキシコにも及んでおり、同国北部にある起亜の工場は17日夜から操業を停止した。 メキシコは電力生産の60%を天然ガスに頼っており、天然ガス消費量の70%以上を米国などから輸入している。寒波で米国内での電力消費が急増し、米国のガスの輸出量が減ったことで電力供給に問題が生じた。 このほか、メキシコ北東部にあるLG電子の工場も停電により15~16日の2日間稼働を停止した。同社は米テネシー州とアラバマ州の工場でも電力供給問題により16日に終日生産を停止した。 一方、サムスン電子の米国とメキシコの家電生産ラインは現在のところ正常に稼働しているという。 
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