職を探す若者(資料写真)=(聯合ニュース)
職を探す若者(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が10日発表した雇用動向によると、2017年の失業率は3.7%で、前年と同じだった。一方、若年層(15~29歳)の失業率は9.9%と、統計が現行基準となった2000年以降で最も高い。 若年層の「体感失業率」は22.7%で、前年から0.7ポイント悪化した。これは失業率の統計には表れない、アルバイトをしながら就職活動をする人や入社試験に備える学生などを含めた雇用補助指標。 統計庁は「このところ若者の雇用状況がよくない」としながらも、昨年11月に公務員の追加採用試験の願書受付、同12月に地方公務員試験があったことで、若年層のうち就職を断念していた人が失業者としてカウントされたことも要因ではないかとした。 17年の失業者数は102万8000人と集計された。前年より1万6000人多く、00年以降では最多となった。 就業者数は2655万2000人で、前年比31万7000人増加した。この増加幅は前年(29万9000人)から拡大したが、15年(33万7000人)と14年(53万3000人)を下回った。産業別には卸売・小売業の就業者数がプラスに転じ、建設業の伸びが拡大した。運輸業や金融・保険業、製造業などは減少した。 昨年12月の失業率は3.3%で、前年同月比0.1ポイント悪化。就業者数は2642万1000人で同25万3000人増えた。政府が目標に掲げる30万人増には3カ月連続で届かなかった。
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