大会組織委員会の李熙範委員長(資料写真、組織委提供)=(聯合ニュース)
大会組織委員会の李熙範委員長(資料写真、組織委提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)が6日(日本時間)の理事会で、国家ぐるみのドーピングを理由にロシア・オリンピック委員会を資格停止とし、来年2月に韓国で開催される平昌冬季五輪への選手団派遣を禁じる決定を出したことに対し、平昌冬季五輪組織委員会の李熙範(イ・ヒボム)委員長は「ロシアがまったく参加できないのではない。選手が個人資格でも出場できるのはよかった」と繰り返した。IOC理事会に出席するため訪れたスイスで、聯合ニュースの電話取材に答えた。 ロシア選手団の平昌五輪出場は禁じられるが、潔白を証明した選手は五輪旗をつけて「ロシア出身のオリンピック選手」としての出場が認められる。李氏は「ロシアの国旗は掲げることができないが、選手は参加することができる。IOCが次善の代案を出した」と評価した。 また、こうしたIOCの決定について「ロシアと一定の共感があったと思われる」と述べ、一方的な決定ではないとの見方を言葉を選びながら示した。 ロシア選手団の不参加が平昌五輪の盛り上がりに影響するのではないかとの懸念に対しては、「(ロシアの)選手たちがまったく参加できないわけではないため、ひどく心配はしていない」と答え、「基本的にIOCが決定を下した事案であり、平昌五輪委員会も従うしかない」と述べた。平昌五輪の成功を目指す組織委としてはロシア選手団としての参加が最善だったとしながらも、「ロシアの選手が個人資格で参加できることを歓迎する立場だ」と強調した。
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