李明秀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李明秀氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の李明秀(リ・ミョンス)朝鮮人民軍総参謀長が、南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で先月発生した北朝鮮兵の韓国亡事件後、JSAを極秘視察していたことが3日、分かった。 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の最側近とされる李氏のJSA視察は、北朝鮮首脳部が亡命事件を深刻に受け止めていることを意味するとの見方が出ている。 複数の韓国政府消息筋によると、李氏は先月24日ごろにJSAの北朝鮮側見張り所や板門店警備部隊などを視察した。 北朝鮮軍は亡命事件後、JSAの警備兵(35~40人)を全員交代した。警備兵の交代は警備部隊の検閲と同時に行われたとされる。北朝鮮側と板門店との間にかかる「72時間橋」では検問ゲートや防御壁の設置など、警戒強化に向け補強作業が行われているようだ。 韓国情報当局は北朝鮮軍が亡命事件後に板門店の警備部隊だけでなく上級部隊の指揮官らも問責したと把握している。 消息筋は李氏のJSA視察が異例だとした上で「北の首脳部が今回の亡命事件を深刻に受け止めているとみられる」と述べた。
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