<W解説>韓国大統領の海外歴訪に夫人が同行することが問題?=野党議員が政権批判の材料に(画像提供:wowkorea)
<W解説>韓国大統領の海外歴訪に夫人が同行することが問題?=野党議員が政権批判の材料に(画像提供:wowkorea)
今日18日から、韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は英国・米国・カナダを歴訪するが、キム・ゴンヒ(金建希)夫人が同行することをめぐり、野党が批判を強めている。大統領の海外訪問に夫人が付き添うことは特に問題視すべきことではないが、金夫人をめぐっては、6月に夫の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席に同行した際、身に着けていたアクセサリーについて、野党議員が「尹大統領が申告した資産に(夫人がつけていた)宝石類はなかった。申告漏れではないのか」と指摘し議論となった。こうしたこともあり、野党からは金夫人が夫に同行することを問題視する声も上がっている。

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 尹氏は18~24日の5泊7日の日程で英国、米国、カナダを訪問する。19日には、今月8日に96歳で死去したエリザベス英女王の国葬に参列。その後、ニューヨークに移動し、国連総会に出席する。20日(現地時間)には国連総会の一般討論で演説を予定している。尹氏は国連総会出席後、来年に国交樹立60周年を迎えるカナダを訪問する。

 尹氏の歴訪に金夫人が同行することが決まると、最大野党「共に民主党」のコ・ミンジョン議員は13日、出演したラジオ番組で「外交には必ず目的がなければならない。海外歴訪にはかなりの予算が費やされる。金夫人が必ず一緒に行かなければならないのかと思う」と懸念を示した。その上でコ議員は「大統領夫人は装飾品ではない。福祉分野など、学ぶべきものを見学してくるとか、同胞たちを慰労するとか、何か一つくらいはなければならない」と成果を求めた。

 金夫人は、今年6月の尹氏の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席に同行し、外交舞台にデビューを果たした。金氏はスペイン・マドリード滞在中、在スペイン韓国文化院やガラス工場、美術館を訪問するなど、活発に単独日程をこなした。市場の韓国食料品店を訪れた際には、店を切り盛りする韓国人夫婦に「同胞の努力が韓国とスペインのかけ橋の役割を果たしている」と感謝の気持ちを伝えた。また、スペイン国王フェリペ6世夫妻が王宮で主催した晩さん会では、同年代でもあるホスト国スペインのレティシア王妃との会話を弾ませた。

 金夫人の外交デビューに、当時、パク・チウォン(朴智元)前韓国国家情報院長は「100点満点中90点」と高く評価した。パク氏は「他の首脳夫人たちと撮った写真でも見劣りせずとても良かった。非常に誇らしく感じた。様々な面でキム夫人がとても好感が持てた」と絶賛した。一方、野党議員は、NATO首脳会議に出席の各国大統領の夫人が収まった集合写真について、金夫人が左の一番端に立って写っていると指摘。「みすぼらしい姿を見せている。金夫人にいったい誰が付いているのか、ファーストレディの外交日程などの管理を誰が行っているのか、明らかにしていただきたい」と批判した。

 最近では、スペイン訪問の際に金夫人が身に着けていたアクセサリーをめぐり、野党議員が申告漏れを指摘。法律で大統領は配偶者の財産のうち、500万ウォン(約50万円)以上の宝石類は財産として申告しなければならないが、大統領室は3点中2点は知人から借りたもので、残り1点は購入したものだが、申告対象とならない金額と釈明。これに野党側はさらに批判を強めた。

 金夫人が再び尹氏の海外訪問に同行することに野党は批判を強めているが、過去に大統領秘書室長を務めたパク・ジウォン元国家情報院長は14日、「大統領の海外歴訪に夫人が同行するのは慣例だ」とし、「実務的な訪問である場合は多少異なるが、歴訪であれば一緒に訪問するのが原則だ」と話した。

 また、韓国政治の論客である、クァンウン(光云)大学のチン・ジョングォン教授は、ムン・ジェイン(文在寅)前大統領のキム・ジョンスク(金正淑)夫人を引き合いに「金正淑夫人は大統領と別行動で(インドの世界遺産)タージマハルを訪問した。そこにはかなりの予算が費やされたはずだが、そこに何の目的があったというのか」と語った。コ議員らが夫人の同行を問題視していることに「大統領夫人には随行する役目がある。この役目を否定するのは批判を越えて、金夫人を嫌っているだけのように思える。このような些細なことに固執して追求し続ける姿は見るに堪えない。ほどほどにすべきだ」と批判した。

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