オ・セフン の最新ニュースまとめ
9日、ソウル市によると、オ・セフン(呉世勲)市長は、2011年7月の牛眠山山崩れ以後、一時間あたり100mmの集中豪雨に備えることを目標に、下水道管容量の拡大と雨水ポンプ場・雨水貯留槽の拡充、防災用大深度トンネル導入など、10年間5兆ウォン(約5200億円)を投入する水害対策を立てた。しかし、2013年の故パク・ウォンスン(朴元淳)前市長就任以後、大深度トンネル工事縮小(7か所→1か所)など、水害対策と関連予算が大幅に縮小された。これに市は、既存計画より1兆ウォン(約1030億円)以上減った、合計3兆6792億ウォン(約3800億円)を投入し、江南駅一帯の下水管路改良と流域分離トンネル設置を完了し、一時間あたり85mmの大雨に耐えられるように増設した。また江南駅一帯は、現在95mm水準で増設を推進中だと説明した。これに昨年、市が編成・提出した水害対策予算4450億ウォン(約460億円)のうち248億ウォン(約25億円、5.9%)は市議会で削減された。ただ、今回の大雨は150年に一度と言われる、一時間あたり116mmの「水爆弾」が降り注ぎ、現在、江南駅一帯の防災性能容量を大きく超えた天災地変というのが市の説明だ。
ヨンセ(延世)大学社会環境システム工学部チョ・ウォンチョル教授は「費用がかかっても、直ちに江南に溜まった水を、ハンナム(漢南)大橋南端から、ハンガン(漢江)に流せるよう、大規模な地下排水トンネルを作らなければならない」と強調した。
一方、首都圏に降った集中豪雨で、8人が死亡するなど人命被害が相次いだ。中央災害安全対策本部によると、同日午後6時までに死亡者8人、行方不明者7人、負傷者9人など計24人と集計された。被災者は計328世帯で441人が発生した。住宅および商店街浸水はソウル684件など、計741件と集計された。農作物の浸水被害は、5ヘクタール(ha)発生した。気象庁は8月11日まで、キョンギ(京畿)北部とカンウォン(江原)中南部内陸・山地、チュンチョン(忠清)北部などに、350mm以上の集中豪雨がさらに降る可能性があると見通した。
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