「サル痘」、性病と似た症状…患者の25%はエイズに感染=英国研究陣(画像提供:wowkorea)
「サル痘」、性病と似た症状…患者の25%はエイズに感染=英国研究陣(画像提供:wowkorea)
英国で欧米を中心に感染が相次いでいる「サル痘」の患者を調査した結果、性器と肛門周辺の病変が多く、発熱は少ないなど、以前と症状が異なる症状を示すという研究結果が出た。

ロンドンのチェルシー&ウェストミンスター病院などの多くの機関の研究陣らは1日(現地時間)、「感染症分野の学術誌である『ランセット感染症ジャーナル』に発表した論文で、サル痘の定義を見直さなければならない」とこのように主張した。

研究陣らは5月14日から25日の間、ロンドンの性健康関連病院を受診した患者らを対象に検査して、英国全体の感染事例の60%に達する54人の感染を確認した。これらはすべて男性と性交をした男性であり、平均年齢は41歳だ。

このうち67%は疲労感を訴え、57%は発熱があった。全員が皮膚炎を起こし、94%は病変が肛門と生殖器の周辺にあった。9%は痛みや局所的な蜂窩織炎(ほうかしきえん)によって入院を必要とし、死亡者はいなかった。また、25%はヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染状態であり、25%は他の性病が確認された。

これに対して、研究陣らは「サル痘がヘルペスや梅毒のような一般の性病と誤認される可能性があるため、その定義を見直さなければならない」とし「今のサル痘感染者の6分の1は現行の基準を満たしていない」と説明した。

英国保健安全庁(UKHSA)は、「サル痘の感染が続いており、感染者のほとんどが同性愛者、バイセクシュアル、男性と性関係をする男性である」として、これらの集団に対して注意を促した。
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