米CNNテレビによると、「考える人」は約40体が制作されており、今回の作品はその中のひとつ。競売商のクリスティーズオークションは競売に先立って、この作品の競売価格が900万~1400万ユーロに値すると予測した。
「考える人」の中で最高価格は、2013年ニューヨークのサザビーズオークションで記録された1530万ドル(約20億円)だった。この造形物は神曲を書いた中世イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリを形象化したものだ。ダンテが地獄の門をのぞきこんで苦悩する姿だという。
ロダンは1880年、もう一つの彫刻品「地獄の門」に使用するため、約70センチの大きさの「考える人」を制作した。当時は「詩人」という作品名で呼ばれた。人々によく知られている人の大きさで作られた「考える人」は1904年に拡大制作したもので、パリのロダン美術館に展示されている。今回落札された作品は70センチほどの大きさだ。
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