専用機でソウル空港(軍用空港)に到着した尹大統領夫妻=1日、城南(聯合ニュース)
専用機でソウル空港(軍用空港)に到着した尹大統領夫妻=1日、城南(聯合ニュース)
◇尹大統領 NATO首脳会議終え帰国 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は1日、スペイン・マドリードでの北大西洋条約機構(NATO)首脳会議出席などの3泊5日の日程を終え、専用機で帰国した。尹大統領の就任後初の外遊で、韓国大統領として初めてNATO首脳会議に出席した。スペイン国王フェリペ6世が主催する晩さん会では日本の岸田文雄首相と初対面して短時間会話し、「参院選後に、韓日間の懸案を速やかに解決して(両国関係を)未来志向に進める考えを持っている」と述べた。◇韓日の歴史・未来問題 尹大統領「一つのテーブルで解決を」 尹錫悦大統領はスペイン・マドリードから帰国する専用機の機内で記者会見し、韓日関係の解決策について、「歴史と両国の未来の問題は一つのテーブルに乗せて解決していかなければならない」と述べた。また、「歴史問題に進展がなければ未来の問題についても議論できないという考え方は控えなければならない」として、「全部一緒に議論できる」と強調。「両国が未来のため協力することができれば歴史問題も十分に解決していけると信じている」と述べた。歴史問題に絞って議論すれば解決策を導き出すことが難しいが、未来に向けた協力という観点からアプローチすれば歴史問題も解決策を見つけられるとの意味とみられる。日本に対してもこのような認識で対話に応じることを促したものとみられる。◇上半期の貿易赤字が過去最大103億ドル 燃料輸入額膨らむ 産業通商資源部は、上半期(1~6月)の輸出額は前年同期比15.6%増の3503億ドル(約47兆5800億円)、輸入額は26.2%増の3606億ドルだったと発表した。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は103億の赤字。半期ベースの赤字額では過去最大だった1996年下半期(125億5000万ドル)を下回ったものの、上半期としては97年(91億6000万ドル)を上回り最大となった。◇油類税引き下げ幅拡大初日 ガソリン・軽油価格が小幅下落 ガソリンや軽油などの燃油に課す「油類税」の引き下げ幅が1日、現行の30%から37%に拡大され、全国のガソリンと軽油の平均店頭価格が前日より小幅下落した。韓国石油公社の石油製品価格情報サイトによると、1日午前9時時点の全国のレギュラーガソリン平均価格は前日比11.37ウォン(約1.2円)安の1リットル当たり2133.53ウォン、軽油の価格は前日比7.38ウォン安の2160.28ウォンとなっている。◇梅雨の晴れ間に台風北上 来週初めに南の海上へ 沖縄周辺の海上で台風が発生し、5日に韓国の南の海上に移動する見通しだ。気象庁によると、1日午前9時ごろに沖縄の南南東760キロの海上で台風4号が発生し、現在時速13キロで北北東の方向に移動している。4日午前9時には南部・済州島西帰浦市の南南西260キロ付近の海上まで移動し、5日午前9時に釜山の南西190キロの海上に到達。6日午前9時に独島の南南西70キロの海上で熱帯低気圧に変わると予想される。
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