フェースシールドと書かれた防護具を着用している北朝鮮の防疫関係者(朝鮮中央テレビの映像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
フェースシールドと書かれた防護具を着用している北朝鮮の防疫関係者(朝鮮中央テレビの映像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は24日、国家非常防疫司令部の集計として22日午後6時から23日午後6時までに新たに約13万4510人の発熱者が確認されたと報じた。新型コロナウイルスの感染者とみられる発熱者は先月末からの累計で約294万8900人と300万人に迫ったが、このうち治療が必要なのは13.6%の約40万230人のみで、残りは完治したという。

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 新たな死者はいないと伝えた。死者数は累計68人となっている。

 北朝鮮は12日に新型コロナ感染者が発生したことを公表。1日20万~30万人台の発熱者が確認されたが、22日発表からは10万人台となっている。

 同通信は「党中央(金正恩=キム・ジョンウン=国務委員長)の不眠不休の領導により、最大非常防疫体系が稼働してからわずか数日で全国的な発病率と死亡率が著しく低下し、完治者数が増えるなど、伝染病の拡大状況が効果的に抑制、管理され安定が持続されている」と評価した。

 ただ、北朝鮮は防疫態勢を維持している。同通信は全国の高麗薬(韓国の伝統医学である韓方薬)工場などで医薬品を大量に生産していると伝えた。新型コロナ治療薬がないため、対症療法に必要な解熱剤やせき止め薬などの生産を増やしたものとみられる。


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