約8000万円保険金目当てで夫を殺害した女、過去にネット掲載したと推定の文章が話題に「保険会社が死亡保険金の支給を悪意に見送る」=韓国(画像提供:wowkorea)
約8000万円保険金目当てで夫を殺害した女、過去にネット掲載したと推定の文章が話題に「保険会社が死亡保険金の支給を悪意に見送る」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で2019年に起きた「カピョン(加平)渓谷殺人事件」の被疑者2人が指名手配された中、夫を殺害した容疑のイ・ウンヘ(31)が作成したと思われる文章が注目されている。

イ・ウン の最新ニュースまとめ

 2020年3月、オンラインコミュニティーには「助けてください。保険会社が死亡保険金の支給を悪意に見送るんです」というタイトルの文章が掲載された。現在は削除されている。

 「お助けを」というニックネームを使った掲載者は、「2019.06.30、7人で渓谷に遊びに行き、男性たちがダイビングをしていたが最後にダイブした夫が水中から出てこれずに死亡した」と書き始め、この部分を赤字で強調している。

 また「事故当時の目撃者は4人だった。事故後、夫の家族が他殺疑惑を提起して警察の調べが長く続いた。2019年10月中旬、警察の調べが事故死(溺死)として終結した。死亡診断書にも非意図的事故で、溺死、外因死と出ている状態だ。司法解剖の結果も溺死と出ている」と説明。ここでも「事故死」、「非意図的」、「溺死」という単語を赤字で示している。

 掲載者は、2019年11月11日、保険会社に「一般死亡診断金」の保険金を請求したが、保険会社が「目撃者たちの証言をもう一度聴き取らなければならない」として保険金の支払いを送らせていると吐露した。

 また、保険会社側が自殺免責の可能性を話しているとし、「事故当時、故人の(実家の)家族が(警察に)他殺容疑を主張してきたため、(妻との)関係が良くないようだった。保険会社では故人の(実家の)家族の連絡先を教えなければ、亡き夫の職場に行き、会社の人たちと話をしてみる、と言われた」と説明した。

 文章の掲載者は続けて「すでに事故死と(して結論が)出ているのにも関わらず、自殺に追いやろうとしている。保険会社がきちんとした手続きを踏まずにただ保険金支給を拒否している」と主張した。

 最後に自分の現在の状況を伝えた文章掲載者は「私は家長を失い、子どもと生きていくために夜間の宅配アルバイトをしながら生活している。夫の事故後、私の体と精神状態は疲れ切っている」と吐露。

 さらに「頑張って生きて行こうと思ったが、保険会社から過度な調査と保険金がいつ支給されるか分からないと聞いて、さらに絶望的になっている。私が子どもを見て笑ってあげられるのはいつなのか分からない。助けてくださる方を探している」と述べた。

 この掲載の後、妻のイ容疑者はテレビの報道番組の取材で掲載文と同じ内容を訴えた。しかし報道内容は保険会社の支払遅延ではなく、有名大企業のエリート研究員の溺死疑惑として話題となった。

 その後、警察の調査が続き、妻のイ容疑者は内縁の男性と共に警察に出頭した。その後、2人は突然行方を眩まし、警察は2人を指名手配している状態。男性はイ容疑者の夫が溺死していた時、一緒にダイビングしていた人物だ。

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