元女性兵士のジェニファー・キム氏は先ごろ、ワシントンの民間団体「HRNK」とオンラインインタビューをおこない、北朝鮮で6年間軍に所属していた際の経験を明かした。
キム氏は「女性兵士にとって最も深刻なのは、人権侵害だった。私の経験に照らし合わせても、70%の女性兵士が性的暴行やセクハラ被害に遭っていた。私も性的暴行の被害者」とし、「朝鮮労働党の決定に大きな権限をもつ高位級の権力者らの要求を拒否すれば、自分の未来がなくなってしまうため、選択の余地はない」と実情を伝えた。
23歳だったキム氏は、部隊の政治軍官から性的暴行を受けて妊娠。その後、軍医官によって麻酔なしで強制的に中絶手術を受けることになったと明かした。
当時を振り返ったキム氏は「あのときのことを思い出すと、いまでもつらい」とし、「あの経験は精神的につらいだけでなく、(今後)私は妊娠することもできず、幸せな結婚生活を送ることもできないと思うと…本当につらい」と心境を吐露した。
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