ソウル市内にあるユニクロの店舗前にホワイトマウンテニアリングとコラボした新商品を買い求める客で行列ができた(読者提供)=15日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
ソウル市内にあるユニクロの店舗前にホワイトマウンテニアリングとコラボした新商品を買い求める客で行列ができた(読者提供)=15日、ソウル(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国で2019年に始まった日本商品の不買運動の影響で大きな打撃を受けたカジュアル衣料品店のユニクロが、高級ブランドとのコラボレーションなどで業績を回復させている。ユニクロなどを展開するファーストリテイリングが14日発表した2021年8月期の連結決算によると、韓国での事業は黒字転換した。

 ユニクロは15日、高級ブランド「ホワイトマウンテニアリング」とコラボした新商品を韓国で発売した。1人2点までとなっているが、オンラインショップでは発売から約2時間で売り切れとなった。一部の店舗前では列ができた。

 ユニクロは不買運動の真っただ中だった19年11月と昨年11月にも世界的なデザイナー、ジル・サンダーとのコラボ商品を発売した。当時も一部の店舗前ではオープン前から列ができるなど売り切れ状態となり、不買運動が和らいだとの見方が出ていた。

 ファーストリテイリングは連結決算発表で韓国での売上高は小幅に減少したが、黒字に転じたと明らかにした。ただ、具体的な業績は公開しなかった。

 ユニクロは19年、日本の対韓輸出規制の影響で不買運動の対象となった。不買運動の影響により19年末時点で187店だった韓国内の店舗数は現在、約130店に減った。今年2月だけで10店を閉店したのに続き、今月24日には韓国1号店であるソウル市内のロッテマート蚕室店を閉店する。


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