香港人の父と台湾人の母を持つカナダ国籍の韓国歌手、猛烈な「中国愛アピール」が韓国ネットユーザーの間で批判＝韓国報道

香港人の父と台湾人の母を持つカナダ国籍の韓国歌手ヘンリーが、「中国愛してる」と書かれた赤いマスクを着用したことと中国公営メディアの方針が韓国ネットユーザーの間で話題になっている。

ヘンリー の最新ニュースまとめ

　中国の放送規制機構である国家広電総局は今月11日、ホームページに「放送・テレビとインターネット映像発展計画」というタイトルの文章を掲載。

　文章では、「国家と香港を愛する芸能人は積極的に支持する」という内容と、「映画・ドラマ産業に対する総合的な改革と、文化・娯楽の分野に対する総合的な管理を厳格にし、実際に進めていく」という内容が明示されている。

　また高額の出演料、規定違反広告と共に過度なファンダム（＝熱心なファンの世界）の現状、過度な芸能化などに対する懲戒体系や政治的立場が違う人は絶対に出演できないようする内容も含まれている。

　この指針に対して、韓国のネットユーザーはオンラインコミュニティ「the qoo」にヘンリーの写真を掲載し、「ヘンリーも結局中国の金を選んだようだ」、「中国の権力が永遠だと思っているのか」、「国籍が中国でもないのに、一生懸命にアピールしているのはちょっと…」、「中国で金を稼ぐのは利得だと思っているようだ」など否定的な意見を寄せた。

　またヘンリーは今月1日、コンサート開催のため中国に入国した際に「中国愛してる」と書かれた赤いマスクを着用したり、中国版ツイッター「Weibo（ウェイボー）」に「ウォーアイニー（＝愛してるを意味する中国語）中国」という曲をバイオリンで演奏する映像を掲載したりして韓国ネットユーザーから批判されていた。