北朝鮮が今年1月に開催した閲兵式(軍事パレード)の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
北朝鮮が今年1月に開催した閲兵式(軍事パレード)の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】国際シンクタンクの経済平和研究所(本部オーストラリア・シドニー)が18日に発表した2021年版の「世界平和度指数(GPI)」報告書によると、北朝鮮の国内総生産(GDP)に占める軍事費の割合は24.0%で、調査対象国・地域のうち最も高かった。北朝鮮に次ぐレバノン(13.5%)、オマーン(10.8%)、リビア(10.5%)などと比べても格段に高い。

 また、社会の安全と治安、進行中の国内外の紛争、軍事化の程度などを総合的に評価して平和の度合いを数値化したGPIのランキングで、北朝鮮は調査対象の163カ国・地域のうち151位となり、「非常に低い」水準に分類された。順位は昨年と同じだった。

 北朝鮮のほか、ベネズエラ、スーダン、ロシアなど12カ国が「非常に低い」と評価された。最下位は4年連続でアフガニスタン。

 韓国は57位と、昨年の48位から9ランクダウンした。報告書は、軍事支出と兵器の輸出入がそろって増加した結果だと説明している。

 トップは08年以降首位を保つアイスランドで、2位以下はニュージーランド、デンマーク、ポルトガル、スロベニアなどの順だった。


Copyright 2021YONHAPNEWS. All rights reserved. 40