韓国の文在寅 大統領は、G7サミット・ヨーロッパ歴訪を終え、本日(18日)午前 帰国する(画像提供:wowkorea)
韓国の文在寅 大統領は、G7サミット・ヨーロッパ歴訪を終え、本日(18日)午前 帰国する(画像提供:wowkorea)
韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領は、英国でのG7(先進7カ国)サミットをはじめとして オーストリア・スペインの国賓訪問を終え、今日(18日)午前8時 韓国に帰国する。2年連続でG7サミットに招待された文大統領が 今年は実際にサミットに参席したことで「韓国の外交地平が広がった」と評価されている。

文大統領は昨年 米国からG7サミットに招待されたことにつづき、今年はボリス・ジョンソン英首相から再びG7サミットへの招待を受け、先進国の首脳たちと膝を交えた。世界的な新型コロナウイルス感染症危機の中 防疫先進国として、国際社会で関心を一身に受けたのである。

青瓦台(韓国大統領府)の国民疎通首席は「今回のG7サミットで招待された4か国のうち、インド・オーストラリア・南アフリカ共和国は 議長国である英国と関係のある英連邦国家であるため、事実上 (韓国が)唯一の招待国だ」とし「『韓国がG8の座についたのではないか』という国際的評価もされている」と語った。

文大統領は 今回の歴訪期間、韓国を「ワクチンハブ国」として積極的に広報した。アストラゼネカ(AZ)社CEOやドイツの製薬社“キュアバック(CureVac)”代表と対面・非対面で会い、積極的な協力を求めた。

一方 文大統領は 「ワクチンハブ国」というアジェンダを通して、「朝鮮半島平和プロセス」にも再び火をつけた。文大統領は オーストリアでの記者会見で「韓国がグローバル生産ハブの役割をする場合、北朝鮮も当然 協力対象となる」とし「北朝鮮が同意すれば、北朝鮮にワクチンを供給できるよう 積極的に推進していく」という構想を明らかにしている。

また オーストリアのハイリゲンクロイツ修道院を訪れ、教皇フランシスコの訪北を願っていることを明らかにした。教皇も 訪北に対する肯定的な立場を明らかにしていることから、今後の北朝鮮の呼応が注目される。今回 教皇庁聖職者省長官に任命された韓国のユ・フンシク(兪興植)司教の役割も期待される。

ただ 今回のG7サミット期間、期待されていた「日韓首脳会談」が不発に終わったことは残念なことである。

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