ゴルフ用品メーカーのテーラーメイド、韓国企業が買収…韓国資本による海外有名ゴルフブランド買収は3例目

世界的なゴルフ用品メーカーのテーラーメイドが、韓国のプライベート・エクイティー・ファンドであるセントロイド・インベストメントに買収される。

　今月11日、投資銀行業界によると、セントロイドはテーラーメイド売却戦で優先交渉対象に選ばれて株式売買契約を結び、テーラーメイドの全株式を17億ドル（約1847億円）で取得し、ことし7月には手続等のすべてが完了する予定だという。

　セントロイドは、買収価格の半分となる9000億ウォン（約900億円）をシンヨン証券から買収金融として提供され、他にも様々な証券会社から金額を充当する計画だ。

　SI（戦略的な投資家）もなく単独で入札に参加し、買収を決定させただけに、セントロイドが買収後にSIを誘致する可能性も考えられる。昨年からの新型コロナウイルス感染拡大でゴルフ産業が脚光を浴びており、流通系の大企業やファッションブランドなどがSIの候補に挙がっている。

　韓国資本が、海外の有名ゴルフブランドを買収したのは今回が3度目。2011年にはフィラコリアとMIRAE ASSETがアクシネット（タイトリスト）を買収し、2017年にはORCHESTRAプライベート・エクイティーがマルマンコリア（現マジェスティックゴルフコリア）を買収している。