北朝鮮は6日、「朝鮮体育」ホームページを通じて「北朝鮮オリンピック委員会は、新型コロナウイルスによる世界的な保健危機状況から選手たちを保護するため、第32次オリンピック競技大会に参加しないことを決定した」と明らかにした。
北朝鮮は、新型コロナウイルスパンデミック以降、国境を閉鎖するほど敏感に対応してきた。
東京オリンピックは無観客で開催することになったが、新型コロナウイルス拡散に対する負担を北朝鮮が感じているものとみられる。
これと共に、一部では日本との関係もまた不参加に影響を及ぼしたのではないかと分析されている。
北朝鮮は1964年イスタンブール冬季オリンピックを通じて、初めてオリンピックの舞台に立った。夏季オリンピックは1972年のミュンヘン大会が出発点となった。
以降、現在まで北朝鮮は夏季オリンピックに10回、冬季オリンピックに9回の計19回大会に選手を派遣し、計56個のメダル(金16、銀17、銅23)を獲得した。
北朝鮮が初めて獲得した金メダルは、1972年のミュンヘン大会でリ・ホジュンが男子射撃50メートルライフル伏射で手にした。
以降、北朝鮮は1976年モントリオール、1980年モスクワオリンピックに出場。しかし、1984年ロサンゼルス、1988年ソウルオリンピックには参加しなかった。ソウルオリンピックにはソ連(現ロシア)をはじめ共産圏国家が大挙参加したが、北朝鮮は選手団を派遣しなかった。
その後、北朝鮮は1992年バルセロナオリンピックから再び参加。2000年シドニーオリンピックでは、南北同時入場で世界の注目を浴びた。
そして、記憶に新しい韓国が開催国となった2018年平昌冬季オリンピックには、北朝鮮が参加。当時、南北選手団は開会式で朝鮮半島旗を掲げて合同で入場した。また南北は、女子アイスホッケー統一チームを構成し、北朝鮮の応援団も話題となった。
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