新型コロナ“変異株”の発生により、現在のワクチンが1年以内に無用の長物となるという診断が伝えられた(画像提供:wowkorea)
新型コロナ“変異株”の発生により、現在のワクチンが1年以内に無用の長物となるという診断が伝えられた(画像提供:wowkorea)
新型コロナウイルスの“変異株”の発生が続いている中、現在のワクチンが1年以内に無用の長物となるだろうと、専門家たちが診断している。

30日(現地時間)英国の日刊紙“ガーディアン”によると、オックスファムとアムネスティ・インターナショナルなど国際団体たちの連合体“ピープルズ・ワクチン”は、最近 28か国の科学者77人を対象に実施した設問調査の結果、回答者の約3分の2が先のように答えた。

回答者の3分の1は、現在まで出てきたワクチンが 9か月以内に効果を失うと見通した。

米ジョンズ・ホプキンス大学、イェール大学、英インペリアル・カレッジ、ロンドン衛生熱帯医学大学院など著名な機関に所属している今回の調査の対象者たちは、国家間のワクチンの「貧富の格差」が大きい現状況では、変異株による危険も高いと懸念した。

回答者の88%は、多くの国のワクチン接種率が引き続き低い場合、“耐性”のある変異株が現れる確率が高くなると診断した。

イェール大学のグレッグ・ゴンザルベス疫学副教授は「毎日 新たな変異が発生している中、時々 既存の類型より効果的に伝播され、元々のウイルスに対する免疫反応を回避する“変異株”が現れる可能性がある」と語った。

つづけて「全世界で(均等に)接種しないかぎり、我々は より多くの変異株が出没する可能性を無くすことはできず、現在のワクチンが通用しない変異株・変異種も発生する可能性がある」とし「そのような変異株・変異種に対応しようとするなら、既存のワクチンを補強する いわゆる“ブースター効果”の接種をしなければならない」と説明した。

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