米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は5日、FAOが今月4日(現地時間)に発表した今年第1四半期の「作況展望と食糧状況」報告書を引用し、北朝鮮を外部の食糧支援が必要な45か国の1つに指定した。
FAOは北朝鮮を「全般的に食糧に接近するのが難しい国」に分類し、北朝鮮内の少ない量の食品接種水準、多様性の不足、景気停滞と洪水などを指摘した。
FAOは2007年から北朝鮮を食糧不足国に指定してきた。
FAOは新型コロナウイルスの余波で経済的制約のため北朝鮮住民の食糧安保がより脆弱化したとみている。また北朝鮮では昨年8月と9月初めに相次ぐ台風とこれによる洪水により、北朝鮮南部地域の住民が被害を受けている。
今回FAOが指定した45か国のうちアフリカ地域は34か国だ。またアジア地域はアフガニスタン、バングラデシュ、イラク、レバノンなど9か国だ。
一方、今年1月にFAOと国連世界食糧計画(WFP)、国連児童基金(ユニセフ)、世界保健機関(WHO)が共同発表した「アジア太平洋地域の食糧安保と栄養報告書」でも北朝鮮住民の約47%が栄養不足に陥っていることがわかった。
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