ドラマ「皇后の品格」スタッフら、29時間の労働時間に不満呈する…SBSと制作会社を告発
ドラマ「皇后の品格」スタッフら、29時間の労働時間に不満呈する…SBSと制作会社を告発
希望連帯労働組合・放送スタッフ支部は18日午前11時、ソウル・中区(チュング)・ソウル地方雇用労働庁前で記者会見を開き、SBS水木ドラマ「皇后の品格」を送出するSBSと制作会社SMライフデザイングループを告発した。

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 この日、希望連帯労働組合はSBS「皇后の品格」の撮影日誌を公開した。今年9月17日から11月30日までの日誌が記録されている。最も短く撮影した日付は11月3日の12時間で、最も長く撮影した日付は10月10日の29時間30分だった。

 労働組合側は「SBSはわれわれと労働環境改善に向けた対話をしたことがない」とし、「労働環境改善のために研究して努力するのではなく、いままで成されていた長時間労働の慣行を維持するための見せ掛けの形を働かせている」と述べた。

 続けて「改善策が出ないかと期待したが、結果はそうではない。今後、こうしたことが繰り返されないよう、より一層徹底的に準備する。労働環境改善に向けた一層の責任を全うする」と伝えた。

 2年前、tvN「ひとり酒男女(邦題:おひとりさま~ひとり酒男女~)」でスタッフの殺人的労働環境への不満を訴え、自ら命を絶ったイ・ハンビッ元CJ E&M PDの父親でハンビッメディア労働人権センター、イ・ヨングァン理事長もマイクを握った。

 イ氏は「放送局と制作会社が視聴率競争、広告収入にのみ没頭している」とし、「8時間の労働基準法を無視し、殺人的労働環境が続いている」と主張した。

 続けて、「キム・スンオク作家はドラマを通して、悲しく寂しい人に希望を与えたいと言うが、『皇后の品格』のカメラの裏のスタッフが希望を持って働くことには無関心だ」とし、「演出プロデューサーや作家が一緒に働く多くのスタッフの認識を共有し、現場を変化させることに関心を持つことを求める」と述べた。

 また、この日は放送局と制作会社を告発したが、今後は作家やプロデューサーも告発対象とし、労働環境の改善のため闘争することを明らかにした。

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