統一部の李有振副報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
統一部の李有振副報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李有振(イ・ユジン)副報道官は14日の定例会見で、 南北の鉄道・道路の連結に向けた着工式に関連し、米国、国連と対北朝鮮制裁の適用免除について緊密に協議していると述べた。

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 着工式自体は制裁対象ではないが、式の開催に向け北朝鮮に搬入される韓国側の物資は制裁対象になり得るため、米国、国連との協議を通じ、制裁に抵触しない方法を講じる方針とみられる。

 着工式の詳細に関する北朝鮮側との協議については、文書による協議のほか北朝鮮と24時間連絡可能な南北共同連絡事務所もあるとしながら「さまざまな方法で実務的な協議が行われる予定だ」と説明した。

 南北鉄道・道路の連結と近代化は4月の南北首脳会談後に発表された板門店宣言に盛り込まれた事業。南北は鉄道連結に向け朝鮮半島西側の京義線の北朝鮮側区間の共同調査に続き、現在、朝鮮半島東側の東海線の北朝鮮側区間で共同調査を行っている。道路連結に向けては京義線道路の北朝鮮側区間の共同調査は実施したが、東海線道路の北朝鮮側区間に対する共同調査はまだ行っていない。

 韓国政府は東海線道路の共同調査終了前でも着工式を開く方針だ。着工式は26日に北朝鮮・開城にある板門駅で開催される。


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