記者に囲まれる李柱烈総裁=22日、ソウル(聯合ニュース)
記者に囲まれる李柱烈総裁=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は22日、米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定し、韓米の金利が逆転することについて「本当に警戒心を持って見守る」と述べた。韓銀の本館で記者団の質問に答えた。 FRBは同日未明(日本時間)の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を3カ月ぶりに0.25%引き上げ、年1.50~1.75%とすることを決めた。これにより、米国の金利の上限が韓国の政策金利(年1.50%)よりも高くなる韓米の金利逆転が現実のものとなった。 李氏は、利上げは市場の予想に合致するだけに国内の金融市場には特に影響はないだろうとしながらも、警戒を緩めず「これまでよりも綿密にモニタリングする」と強調。市場が不安定になればさまざまな政策手段を用いて安定を図るとした。 李氏は3月末で4年の総裁任期を終える予定だったが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が先ごろ再任を決めた。
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