左から辛東彬氏、辛格浩氏、辛東主氏(資料写真)=(聯合ニュース)
左から辛東彬氏、辛格浩氏、辛東主氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国司法当局によると、検察は20日、ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の長男でロッテホールディングス(HD、本社・東京)元副会長の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏を呼んだ。実弟で韓国ロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏が主導した投資に関する訴えで抗告した経緯などについて聴取したという。 東彬氏と経営権を巡り争っていた東主氏は父の格浩氏とともに、2015年11月にロッテショッピングやホテルロッテなど系列会社7社の代表取締役を業務妨害の容疑で告訴した。7社の代表取締役は東彬氏が主導した対中国投資で大きな損失があったにもかかわらず、損失の規模を小さく報告したほか、格浩氏の指示に従わなかったと東主氏側は主張している。  これに対しソウル中央地検は「告訴内容だけでは業務妨害が成立しない」とし、全員について嫌疑なしと判断。東主氏側は地検の決定を不服とし、ソウル高検に抗告した。 東主氏を聴取したソウル高検は、これまでの捜査に問題があったかなどを調べた後、再捜査を行うかどうかを検討する予定だ。
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