安倍晋三首相と北朝鮮(コラージュ)=(聯合ニュース)
安倍晋三首相と北朝鮮(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】南北・米朝首脳会談について直接言及していない北朝鮮メディアが相次いで日本に対し、現行の対北朝鮮政策の変更を求めるような報道をしており、注目を集めている。 朝鮮中央通信は17日の論評で、「今まで米国の『最大の圧力』政策遂行で誰よりも先頭に立ち、暴れてきたのが日本の反動(勢力)」と非難。その上で「情勢は急変している。今こそ日本は自分自身のため、大勢を直視し、対朝鮮政策を熟考すべき時だ」として、「われわれはすでに、日本が分別を失って引き続き悪ふざけをする場合、永遠に平壌行きの切符を手にできなくなるかもしれないと警告した」と主張した。 朝鮮労働党機関紙、労働新聞は8日の論評で、「日本はつまらない野望を捨て、戦略的構図が完全に変わった朝鮮半島での大勢の流れに順応したほうが良い」と促した。 同紙は18日には日本が米国のアジア支配戦略実現の突撃隊的な役割を果たしてきたとして、「米国の庇護(ひご)の下で日本は軍事大国化に拍車をかけ、再侵略の道を開け続けている」と指摘した。 北朝鮮が日本に対し、「平壌行きの切符」などに言及しながら対北朝鮮政策の変更を促したのは、日本政府が北朝鮮との対話への期待をちらつかせている状況と無関係ではないとみられる。これまで国際社会で北朝鮮への圧力強化を主導してきた日本が今後、朝鮮半島関連対話でも強気な姿を見せることをけん制する狙いもありそうだ。
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