“16年ぶり”史上最大の北芸術団がソウル公演へ…平昌五輪に合わせて
“16年ぶり”史上最大の北芸術団がソウル公演へ…平昌五輪に合わせて
2018年平昌(ピョンチャン)五輪期間に北朝鮮の三池淵(サムジヨン)管弦楽団の140人で構成された芸術団がソウルと江陵(カンヌン)で公演することとなり、16年ぶりに北朝鮮の芸術団が韓国を訪れる。

 北朝鮮の芸術団が訪韓し公演するのは南北関係が良好だった2002年8.5民族統一大会が最後だ。当時、北朝鮮代表団、記者、芸術人ら北人員116人が韓国を訪れた。

 管弦楽公演で見ると、南北首脳会談が実現した2000年、光復55周年を迎え、朝鮮民主主義人民共和国国立交響楽団団長ら北朝鮮人員132人がソウルで公演したのが最近の事例だ。当時、北朝鮮交響楽団はKBS交響楽団と南北交響楽団の合同公演を披露した。

 今回の平昌五輪に派遣される約140人の芸術団は規模面でも歴代最大で、彼らがソウル外の地域で公演するのも初となる。

 北朝鮮芸術団は1985年9月、第一次南北離散家族故郷訪問と芸術公演団交換訪問の際に初めて韓国で公演して以降、計6回韓国を訪れている。6回すべてソウルで公演をおこなった。韓国訪問規模も去る2000年の朝鮮国立交響楽団公演時の132人が最大だった。

 訪韓する北朝鮮芸術団が管弦楽団を中心に構成された点も注視すべき大きな課題だ。先立って北朝鮮の大規模な芸術団派遣が予想され、北朝鮮が平昌冬季五輪を体制宣伝に利用するのではとの憂慮が提起された。

 特に北朝鮮版ガールグループとして知られる牡丹峰(モランボン)楽団は北朝鮮体制の宣伝主力部隊として、昨年7月、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級・火星14型発射を祝う公演もおこなっている。こうした憂慮を意識したのか、北朝鮮もこの日、「統一の雰囲気に合い、南北がよく知る民謡、世界の名曲などで構成する」と提案した。これに韓国側も民謡や歌曲、古典音楽を提案し、北朝鮮芸術団公演は民族固有の音楽や交響楽など政治色が薄い音楽中心になると見られる。

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