G7サミット開幕を翌日に控えた18日、原爆ドームの近くで警察が警戒に当たっている=(聯合ニュース)
G7サミット開幕を翌日に控えた18日、原爆ドームの近くで警察が警戒に当たっている=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は19日、先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれる日本の広島を訪問し、在日韓国人被爆者と面会する。韓国の現職大統領が広島で被爆した被害者と会うのは尹大統領が初めてという。大統領室の李度運(イ・ドウン)報道官が同日の記者会見で発表した。

 李氏は「両国の未来のため関係改善を進めるのと同時に、過去の歴史問題を継続して解決していくという意思を示すもの」とし、「両国が未来の扉も開いているが、過去の扉も決して閉じないとの意思を象徴的に示すもの」と述べた。ただ、面会の出席者数などの詳細は明らかにしなかった。

 尹大統領はG7広島サミットに招待国として参加するため19~21日の日程で広島を訪問し、岸田文雄首相と21日に首脳会談を行う。また、岸田首相と共に広島市内の平和記念公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」も訪問する。韓国大統領の同慰霊碑訪問は初めてで、両国の首脳がそろって同慰霊碑を訪問するのも初となる。


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