韓国法務部、法律用語の漢字や日本式表現を「韓国式に変える」と発表=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国法務部、法律用語の漢字や日本式表現を「韓国式に変える」と発表=韓国報道(画像提供:wowkorea)
漢字や日本式の表現などが多く使用されている難しい法律用語を簡単で自然な韓国語に改善する内容の改正案が閣議を通過した。

 韓国法務部は4日(きょう)、「法律の難しい用語を簡単な韓国語に改善する内容の法務部所管の4つの法律改正案が今日、国務会議を通過した」と明らかにした。当該の法律は登記特別会計法、民事訴訟費用法、不動産登記特別措置法、少額事件審判法である。

 改正案によると、難しすぎる漢字語や法律用語をやさしい韓国語に変更する。ハングルによる記載だけでは理解が難しかったり、混同する恐れがある場合は括弧内に漢字も一緒に記載する。たとえば「收捧」という表現は「徴収」に、「懈怠した」という表現は「適切な時に行わない」に変更される。

 「申請するにあたり」という表現も「申請する場合」に変更されるなど、日本式の表現も韓国語に修正される。韓国語の語法に合わなかったり、不自然な表現を日常生活でよく使う表現にも整理する。

 このほかにも、裁判所に出廷した証人や翻訳士などの日当を70ウォン(約6円)以内に限定するなどの現実に合わない「民事訴訟費用法」の日当・旅費規定を現在の物価水準が「最高裁判所が規則で定める金額の限度案」で支給できるよう改正した。

 韓国法務部の関係者は「今回の改正は、法律を国民の目線に合わせ、国民なら誰でも自分の権利および義務を簡単に知ることができるようにし、国民の知る権利を保障しようとするもの」とし、「法に対する国民の接近性および信頼性を高め、“国民と共にする法文化”の確立に寄与することを期待する」と述べた。

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