新型コロナの防疫措置違反者を通報、3500元の奨励金受け取る＝中国報道

最近、浙江（せっこう）省楽清（がくせい）市に住む男性A 氏は、防疫措置に違反した7人を通報し、3500元（約6万3000円）の奨励金を受け取った。

浙江省では12月6日以来、寧波（ニンポー）市、紹興（しょうこう）市、杭州（こうしゅう）市などで新型コロナウイルスの感染が広がっている。

これに対し楽清市は、新型コロナウイルス感染の中・高リスク地域から楽清市を訪れたにも関わらず、自ら申告をしない者がいた場合、通報をするよう市民に通達していた。通報者に対しては、通報内容の事実確認を行ったのち、奨励金を支給するとした。

A氏はある7人が杭州市内の中・高リスク地域を訪れた事実を隠ぺいしているとして、楽清市当局に通報をした。通報後に調査が行われ、通報内容が事実であったことを確認、7人には直ちに隔離措置が取られた。防疫活動に協力したA氏には奨励金3500元が支払われた。

A氏は「誰もが（自分の行動に）責任を負うべきであり、誰もがこういった認識を持つべきだ。感染予防対策は全ての人が行うことが必要」と話した。