日米韓など7カ国の外務次官協議…「オミクロン問題」などを論議

日米韓など7か国の外務次官は、新型コロナウイルス感染症“オミクロン変異株”への対応方案などを話し合った。

チェ・ジョン の最新ニュースまとめ

きのう（11月30日）韓国外交部（外務省）によると、チェ・ジョンムン（崔鍾文）外交部第2次官はこの日の午前11時30分から1時間、米国務省のウェンディ・シャーマン副長官の主宰する “7か国外務次官電話協議”に出席した。日米韓と共にオーストラリア・ニュージーランド・ベトナム・インドも出席した。

この日の協議では、オミクロン株の拡散が主要議題として扱われた。チェ次官は、オミクロン株拡散防止のための韓国政府の入国制限措置と、新型コロナワクチンのブースター接種（追加接種）勧告計画などについて説明したことが伝えられている。

また、チェ次官は「新型コロナサミット・米韓グローバルワクチンパートナーシップなど保健安保を強化するための多様な国際的努力に参加しており、昨年には域内の保健力を高めるために “北東アジア防疫・保健協力体”を発足させた」と伝えた。

このことに加え「ASEAN（東南アジア諸国連合）・AU（アフリカ連合）・CARICOM（カリブ共同体）などの新型コロナ対応を支援してきた」と強調した。

一方この会議では、グローバル供給網と気候変動についても話し合われた。チェ次官は最近韓国で起こった尿素水不足事態について言及し「オーストラリアやベトナムなどの友邦国の協力を通じて克服している」と語った。

気候変動への対応に関しては「COP26（第26回気候変動枠組条約締約国会議）の成果を評価し、地球の温度上昇幅を1.5度に制限するため、韓国も温室ガス削減に乗り出す」と強調した。

7か国の外務次官は昨年3月の初協議以降、定例的に電話・オンラインで協議を行なっていて、今回で21回目の協議となった。