東京五輪「不参加」を発表した北朝鮮、W杯2次予選については「未確定」＝韓国を訪問予定

東京オリンピック「不参加」を発表した北朝鮮のワールドカップ予選参加については、確定していないことがわかった。

　「朝鮮体育」は6日、ホームページを通して「北朝鮮オリンピック委員会は総会で、世界的な保健危機状況から選手を保護するため委員らの提議に従い、参加しないことを決定した」と明らかにした。

　オリンピック出場を放棄した北朝鮮の決定が、ワールドカップ予選にも影響を及ぼす可能性は排除できない。

　北朝鮮は国際サッカー連盟（FIFA）2022カタールワールドカップ2次予選のため、韓国を訪問することになっている。北朝鮮はアジア地区2次予選でグループHに韓国、レバノン、トルクメニスタン、スリランカと共に属している。

　韓国はグループHで唯一4試合を終え、2勝2分け・勝ち点8で2位を記録。北朝鮮は2勝1敗2分け・勝ち点8を記録している。

　2次予選の残りの試合は6月、韓国で一度に開かれる。よって、北朝鮮の韓国訪問に関心が寄せられている。

　大韓サッカー協会は「基本的には、予選が開かれる国を訪問するのが原則。万が一、問題が生じた場合にはAFCが管理することになっている。現在、韓国で2次予選の残りの試合が開かれることは決定しているため、もし北朝鮮が新たな決定を下すことになればAFCから連絡がくることになっている」と説明した。