米国のウォールストリートジャーナル(WSJ)は17日(現地時間)「米全域を強打した寒波により テキサスの半導体工場が生産を中断する中、自動車製造メーカーたちが工場での生産量を減らし始めた」と報道した。
テキサス州の電力会社“オースティン・エナジー”は、産業用電力を使用する企業たちに電力供給困難の事情を伝え、工場閉鎖または休務を要請した。これにより テキサス州オースティンに生産基地を置いている韓国のサムスン電子、オランダのNXPセミコンダクターズ、ドイツのインフィニオンなどが、前日午後3時から工場の稼働を中断した。これら全てが半導体を生産する企業たちである。
ただでさえ供給不足で今年の生産規模を大幅に縮小することにしている自動車製造メーカーたちが、最も大きな被害を受けるものとみられる。先日すでに フォード・フォルクスワーゲン・ゼネラルモーターズなどは、半導体不足を理由に 今年の生産量の縮小を発表している。
車両用半導体だけでなく、スマートフォンとTVなどへと拡大している世界的な半導体受給難も、一層深刻化するものと予想される。加えて 半導体の価格が上昇するという見方も出ている。
問題は、半導体工場がいつから正常に稼働されるのか わからないという点である。電力生産に必要な原油やガスの生産さえも中断している状況である。また テキサスの電力供給の25%ほどを占めている風力発電も、半分以上が凍り付いたことで稼働が停止している。
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