韓国政府は、療養病院などに入院している満65歳以上の高齢者たちに、ファイザー社の新型コロナワクチンを「訪問接種」できるよう準備している(画像提供:wowkorea)
韓国政府は、療養病院などに入院している満65歳以上の高齢者たちに、ファイザー社の新型コロナワクチンを「訪問接種」できるよう準備している(画像提供:wowkorea)
韓国政府は、療養病院・施設に入院している満65歳以上の高齢者たちに、ファイザー社の新型コロナウイルス感染症ワクチンを「訪問接種」できるよう準備している。

3月末から4月初めに 満65歳以上の高齢者への臨床試験の結果が出れば、アストラゼネカ社ワクチンを接種するというのが原則であるが、もしもの場合に備えての措置である。もし 臨床情報が不足であったり 高齢者にアストラゼネカ社ワクチン接種が適合されないとなれば、当局はすぐさま 満65歳以上の37万人を対象に、ファイザー社ワクチンを接種できるよう準備する方針である。

今日(17日)韓国防疫当局などによると、韓国政府は療養病院・施設を訪問し、ファイザーワクチンを接種する専門接種チームを編成する案を検討している。

防疫当局によると、色々な困難はあるが ファイザーワクチンを用いて訪問接種を実施するのは不可能ではない。冷凍状態であるファイザーワクチンは、冷蔵庫に移し解凍した後、希釈して注射液へと調剤し使用する。

ファイザーワクチンは、解凍と希釈後 流通期間が非常に短く 周辺の環境にも敏感であるため、管理が難しいワクチンとされている。まず解凍したら5日以内に接種しなければならず、もし生理食塩水と希釈して注射液を調剤すれば、6時間以内に注射しなければならない。

現在 当局は、ファイザーワクチンを用いて療養病院などを対象に訪問接種を実施している他の国の事例を収集し、国内において どんな方式で訪問接種を実施するか、具体的な方法などを定めている。

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