自由北韓運動連合の朴代表(資料写真)=(聯合ニュース)
自由北韓運動連合の朴代表(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の脱北者団体「自由北韓運動連合」の朴相学(パク・サンハク)代表が、北朝鮮に向けた体制批判のビラ散布の禁止などを盛り込んだ韓国の「南北関係発展に関する法律」を巡り開かれる米議会の聴聞会に出席するため27日に出国した。

 朴氏の代理人を務める弁護士は28日、「朴代表が米議会の聴聞会に証人として出席するなどの用務で昨日出国した。3月初めに帰国する予定」と説明した。聴聞会の日程は確定していないという。

 米議会の「トム・ラントス人権委員会」の共同議長を務めるクリス・スミス下院議員(共和党)は北朝鮮に向けたビラ散布の禁止などを盛り込んだ同法を批判し、聴聞会開催を進めると表明していた。

 韓国国会は先月、「南北関係発展に関する法律」改正案を賛成多数で可決した。改正案は北朝鮮との軍事境界線一帯でのビラ散布、拡声器を使った放送など南北合意書に違反する行為を行った場合、3年以下の懲役または3000万ウォン(約280万円)以下の罰金を科すことを定めている。


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