シンポジウムであいさつする李氏=16日、高陽(聯合ニュース)
シンポジウムであいさつする李氏=16日、高陽(聯合ニュース)
【高陽聯合ニュース】韓国を訪問した北朝鮮の李種革(リ・ジョンヒョク)朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長は16日、ソウル郊外の京畿道・高陽で開かれたシンポジウム「アジア太平洋の平和繁栄のための国際大会」であいさつし、「今、南北に劇的な変化が起きており、アジア太平洋の全ての国は北と南の共同努力を積極的に促進させなければならない」と述べた。 また、シンポジウムのテーマだった日本植民地時代の強制徴用問題を強い口調で批判した。「強制労役や性奴隷など日本は各種の戦争犯罪に対し、70年が過ぎた今までも謝罪、補償どころか、認めようともしていない」とした上で、「日本政府が直接、強制拉致犯罪の真相を調査して全容を公開し、被害を認めて遺族に謝罪、賠償しなければならない」と指摘。「日本の謝罪と賠償は朝鮮半島はもちろん、アジアや世界の平和に大きな影響を与える」と強調した。 シンポジウムは太平洋戦争の被害国と加害国が集まり、傷の癒やしや今後の協力などについて話し合うため開かれた。日本からは鳩山由紀夫元首相らが出席した。 シンポジウムに出席するため14日に韓国を訪れた北朝鮮代表団は15日にIT企業が集まる京畿道の板橋テクノバレーや京畿道農業技術院などを視察した。
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