軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設で14日に開かれた南北将官級軍事会談で、握手を交わす韓国代表(左)と北朝鮮代表(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設で14日に開かれた南北将官級軍事会談で、握手を交わす韓国代表(左)と北朝鮮代表(写真共同取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の当局者は21日、南北間の軍通信線の完全復旧など北朝鮮と14日に開いた将官級軍事会談の合意事項の履行を協議するため、南北軍事実務会談を開催する方針だと伝えた。

 大領(大佐)級が首席代表を務める軍事実務会談は2011年2月の39回目会談を最後に、7年以上開かれていない。国防部はまだ北朝鮮に実務会談の開催日を提案していないが、今月末、あるいは来月初旬の開催を目指しているようだ。

 実務会談が開かれれば、軍通信線の完全復旧が集中的に扱われる見通し。復旧が必要な軍通信線は黄海地区と東海地区の通信線、そして韓国海軍と北朝鮮軍の艦隊間の通信網だ。

 黄海地区の通信線は北朝鮮が遮断していたが、今年1月に復旧させた。音声通話のみ可能で、ファクスもやりとりするには光ケーブルを復旧させる必要がある。東海地区の通信線は軍事境界線の北側で発生した山火事で回線が焼失したため、新設が必要だ。

 光ケーブルは国連安全保障理事会の北朝鮮制裁で禁輸品目に分類されている。国防部の別の当局者は、北朝鮮への光ケーブル支援の是非について外交部に判断を仰いでいるとし、「南北の軍事的緊張緩和に向けたインフラ支援なので、制裁の例外として認められるものと期待している」と述べた。


Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0