日本の河野太郎外相がドナルド・トランプ大統領訪韓晩餐会に旧日本軍の慰安婦被害者が招待されたことなどと関連し、韓国政府側に再度抗議したと8日、明らかにした。

 9日、日本メディアなどによるとアジア太平洋経済協力会議(APEC) 閣僚会議出席のためベトナム・ダナンを訪問中の河野外相は前日、韓国外交部の高位当局者と会って、関連の立場を口頭で伝え「康京和(カン・ギョンファ)外交部長官にも必ず伝えてほしい」と要求したと述べた。

 河野外相はカン長官に向けたメッセージの具体的な内容は公開しなかったが、「“抗議”だけでなく、(韓国に)は話さなければならないことをしっかりと伝えた」と説明した。

 先立ってトランプ大統領の国賓訪韓により7日午後、青瓦台(大統領府)で開かれた歓迎晩餐会には慰安婦被害者が招待された。また晩餐会の料理には竹島(韓国名:独島)近海でとれた“独島エビ”が提供された。

 日本政府は外交ルートを通じても今回の晩餐会に慰安婦被害者が招待されたことは「慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決を確認」した2015年の「日韓慰安婦合意」に反するという趣旨の立場などを韓国側に伝えたことがわかっている。

 河野外相は今回の晩餐会関連の問題が日韓米の3か国間の協力に「影響を及ぼす可能性もある」とも述べた。

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