キム・ヒョンジュン(リダ)(C) Digital Adventure
キム・ヒョンジュン(リダ)(C) Digital Adventure
ことし2月に除隊した韓国のアーティストで俳優のキム・ヒョンジュン(リダ)が自身の誕生日でもある6月6日に約2年半ぶり、除隊後初となるニューシングル「風車<re:wind>」をリリース。

キム・ヒョンジュン(SS501) の最新ニュースまとめ

 現在ニューシングル「風車」を引っ提げ、6月7日の静岡を皮切りに除隊後初となるソロ全国ツアー「KIM HYUN JOONG JAPAN TOUR 2017 “INNER CORE”」を開催中のキム・ヒョンジュンがツアー折り返し点となった7月6日(木)、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて横浜公演を大盛況で飾った。

 長い間彼の日本活動を待ちわびた多くのファンが会場に詰めかけた横浜公演2日目。
ブラックのインナーとパンツにブラックのロングコートとブラック一色のカリスマ溢れる姿のキム・ヒョンジュンがステージに登場すると会場はファンの灯す、ペンライトのパールグリーン一色に染まった。

 大歓声が沸き上がる中、 人気曲「Your Story」でオープニングを飾ると「君だけを消せなくて」と続き、2曲届けると「横浜のみなさん、こんばんは。キム・ヒョンジュンです」とあいさつ。

 会場が悲鳴にも似た黄色い歓声に包まれると「今日も大勢のファンのみなさんが今日、ここ横浜の会場に集まってくださいましたね。以前にGEMINIツアーの時はここ横浜が最初の公演会場でした。ここがまさにGEMINIバンドが誕生した思い出の場所です。2年という時間が過ぎてもこの地で待ってくださったファンのみなさんとご一緒できて、苦楽を共にしてきたバンドのみなさん、そして僕が同じ場所でまた会うことができました。本当にうれしく思っていますし、絶対にたいせつな思い出を失ってはいけないと思っています。こちらにいるバンドのみなさんも同じ気持ちだと思います。みなさんも同じ気持ちですよね」と感慨深く語ると会場からも共感する声が上がった。

 「皆さんに話したいことがたくさんあるんですが少しずつ話すと長い時間になってしまいます。なので、この歌1曲で僕の気持ちを表現できたらうれしいです」とその思いを込めて「伝えたい言葉」を歌唱。
そして「Please」と切ないバラードソングの数々をしっとりと聴かせ、会場を酔わせた。

 続いて「みなさんのエネルギーを見せてください!」と「BREAK DOWN」をエネルギッシュに披露すると畳みかけるようにロック調の「Unbreakable」へと繋げ、会場を沸かした。

 白いメッシュのTシャツに衣装チャンジして「Do you like that」を届けるとそのまま「beauty beauty」、「Lucky Guy」と怒涛のダンスナンバーに突入。
大盛り上がりのファンを見て、「昨日はみなさんいいものを召し上がったんですね(笑)普段もこんな風にしてくれたらいいのに…。今回のツアーで『Lucky Guy』が終わった後にみなさんが汗を流している姿を見るのは初めてですね」と彼らしいジョークで会場の笑い
を誘う。

 「普段からこんな姿を見せてくれたらうれしいです。みなさん、思いっきり自由に楽しんでくださいね。次も雰囲気のいい曲を準備しました」とキュートなダンスが魅力の「KISS KISS」で会場を盛り上げるとサビではファンも一緒に歌い、最後に投げキッスでファンの心を鷲づかみした。
「Gentleman」ではファンの掛け声も揃い、会場一体に。曲が終わるとタイトル「Gentleman」のような紳士的なお辞儀でファンを胸キュンさせた。

 キム・ヒョンジュンがステージを後にするとスクリーンにメッセージが映し出された。
「この舞台に再び立てるのか心配もありましたし、“INNER CORE”のツアーを準備しながら紆余曲折もたくさんありました。この場に一緒にいる仲間たちのおかげで、そして変わらない気持ちで支えてくださったみなさんのおかげでこの舞台に立つことできたと思います。だからこうして感謝の気持ちを伝えたいと思います。今回のツアータイトルを“INNER CORE”にした理由は目には見えないけど、私たちになくてはならない存在が“INNER CORE”だからです。これからは私がみなさんにとって、“INNER CORE”のような存在になりたくて、このタイトルに決めました。みなさんがそこにいていつも呼吸し、歩けるように、生きる価値になれるようにみなさんの“INNER CORE”になって、いつも熱い気持ちで応えます」と彼の心情を物語るメッセージが終わると「愛しているという言葉はぎこちなくて、恥ずかしくてあまり使っていませんでしたがこれからの僕は使うでしょう。『HENECIA』(=キム・ヒョンジュンのファン)のみなさん愛しています!」とファンに向けた彼の声が会場全体に響いた。

 ファンの歓呼が響き渡る中、キム・ヒョンジュンが再登場するとピアノのイントロから始まった「僕は君のもの」を熱唱。切々と歌い上げると曲の最後にファンの「愛してるよ~」の大合唱には「愛してるよ~」と応え、感動の拍手と歓声を引き出した。

 歌い終えるとキム・ヒョンジュンはファンへ語り掛ける映像を作るときの心境を「皆さんが僕の声がたくさん聴ける方が喜ぶと思って作りました」とユーモアたっぷりに明かすと、
「でも僕の日本語、拙いですよね。“つ”と“ず”の発音が難しかったです」と振り返った。
次に「ありがとう」で感謝の気持ちを伝えると「次の曲はたぶんみなさんもご存じの曲だと思います」と「今でも」をパフォーマンス。

 ライブ後半でニューシングルのカップリング曲「Wake me up」、「Stay Here」を披露すると「Timing」、「B.I.N.G.O」とアップテンポのノリノリの楽曲へ。
「B'z」が初めて楽曲を提供し話題となった夏にピッタリの「HEAT」で会場をヒートアップさせると、レザー光線などの演出も相まってファンを熱狂させた。

 トークタイムではキム・ヒョンジュンワールド全開で約2年半の空白を埋めるように
会場の「リダ~!」と声には「はい。リダです!」と答え、「ファイティン!」と声がかかると、「みんなもファイティン!」と日本語で返すなど、ファンとのやり取りを楽しむ様子も伺えた。

 また途中、キム・ヒョンジュンがファンからの質問に直接答えるサプライズも。
ファンの「新しいアルバムCDはいつ発売されますか?」との質問に「次のアルバムCDですが、今まで色々な曲を発表してきましたが『Your Story』 、『今でも』、『風車<re:wind>』に至るまで段々キム・ヒョンジュンの音楽のカラーを見つけてきたと思います。そんなプロセスの中でそれどれの曲を発表して、僕自身、努力してどんどん発展してきたと思いました。今回のニューシングルではたくさんのことを感じて、もう少しシンプルに音楽をしたいと思いました。あまりにもたくさんのものをお見せしようとして『これ以上作れないんじゃないか』とそんな思いになりました。なので、次はアルバムでは新しい構想を練っています。シンプルでありながら、聴きごこちがいい曲…童謡を歌おうかなって」とうれしい発表の先のオチに会場は大爆笑。

 「冗談です(笑)。とにかく次のアルバムは今年中に発売したいと思います。一日も早くアルバムが出せるよう皆さんが僕にいいインスピレーションをくださったらうれしいです」と呼びかけた。

 ライブの終盤にでは「いつかまた会いにくると…」の歌詞が今の気持ちにぴったりと紹介し「本当に会いにきました!」と最新曲「風車re:wind」をライブのエンディング曲として心を込めて歌った。

 最後に「“INNER CORE”が半分以上終わろうとしています。今日を起点に新しいステージを作るように努力していきますので最後まで応援よろしくお願いします。今日は来てくださってありがとうございます。僕も本当に楽しかったです。これからはいつでも、どこでもみなさんが望んで下さればステージに立てるように頑張ります!」とアーティストとしての更なる活動を約束し、大盛況で横浜公演を締めくくった。

 アンコールでは「今日は皆さんの盛り上がり次第でアンコールが増えますよ。 史上最大に、アンコールを準備しました」と話したとおり、ダブルアンコールで「Let party」「U」など4曲をパフォーマンス。
途中、客席まで降りていき、会場を練り歩き、ファンの目の前で歌い踊るキム・ヒョンジュンのサプライズ演出にファンも大興奮。

 会場のボルテージも最高潮となったところで最後に「もう1曲」と懐かしいSS501時代の「Love Like This」とトリプルアンコールで会場を歓喜の渦に巻き込んだ。

 公演終了にはキム・ヒョンジュンを近くで見送れる“お見送り”も行われるなど、彼の
ファンへの深い感謝と思い、ファンとの再会の喜び、そして支え続けてきたファンの愛がたっぷりと感じられた公演となった。

 除隊後、一層男らしく、精悍な姿で新しいスタートを切ったキム・ヒョンジュンのソロ全国ツアーは7月26日の京都でツアーファイナルを迎えた。



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