委員会が開催されるのは先月10日以来、約1か月ぶり。北朝鮮の核・ミサイル技術開発の阻止に向けた国連の対北朝鮮制裁決議の履行強化などが議論される見通しだ。北朝鮮の弾道ミサイル発射に対する国連の対応も話し合われるとみられる。
北朝鮮は2月27日と3月26日、射程距離200~500キロの弾道ミサイルを発射した。武力示威との指摘が出ている。国連安保理は3月27日、北朝鮮が国連決議を違反したとして、今後の北朝鮮の出方などを見極め、適切な対応を講じるとの方針を示した。
だが、北朝鮮のさらなる挑発はなく、今回の会合で制裁委員会が安保理に追加制裁を要請することは難しいとの見方が多い。北朝鮮寄りの中国とロシアなどが常任理事国を務めているのに加え、追加制裁をめぐる議論が北朝鮮に新たな挑発の大義名分を与えかねないとの認識もある。
韓国政府筋は11日、今回の会合について、「北朝鮮の弾道ミサイル発射や国連決議などに関する包括的な議論があると思う」と説明。「北朝鮮の追加的な挑発があるかもしれないため、追加制裁問題はそういう状況まで考慮するとみられる」と述べた。
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