休戦3日前、韓国軍のナムボク（ソル・キョング）は戦争の運命を分ける一級秘密文書を定めた場所、決まった時間までに伝達しろとの任務を受けるが、人民軍の襲撃で同僚らと秘密文書すべてを失う。北朝鮮軍のヨングァン（ヨ・ジング）は南へ進軍する途中の爆撃で仲間を失い、一人残ることになる。タンクを引っ張って単独で北に戻ろうとしていたヨングァンは偶然にナムボクの秘密文書を手に握り、西部戦線で2人きりでぶつかることになるのだが…。

韓国映画「西部戦線」は1953年の韓国戦争を背景に、農作業中に連れてこられた韓国の兵士と、戦車は本でしか学んだ経験のない北朝鮮の兵士が、戦争の運命を握る秘密文書をめぐり、危険な対決を繰り広げるストーリー。映画「7級公務員」や「海賊：海に行った山賊」の脚本を務めたチョン・ソンイル監督が演出を担った。