米シンクタンクは「北朝鮮は、少なくとも2回以上核実験を敢行するだろう」と伝えた(画像提供:wowkorea)
米シンクタンクは「北朝鮮は、少なくとも2回以上核実験を敢行するだろう」と伝えた(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の核実験準備の動きが露骨化している中「少なくとも2回以上核実験を敢行するだろう」という見方が出ている。

キム・テヒ の最新ニュースまとめ

米シンクタンク“科学国際安保研究所(ISIS)”の核専門家デイビット・オブライト所長は「北朝鮮はすでに、ハムギョンナムド(咸鏡南道)プンゲリ(豊渓里)の核実験場にある坑道の既存の入り口と新たな入口をつなぎ掘削を終えたものとみられる」とし「北朝鮮は、核実験を始める準備をしている」と分析したと、米国政府が運営する国際放送“ボイス・オブ・アメリカ(VOA)”が27日報道した。オブライト所長は特に「ある国が弾道ミサイルに搭載した核兵器を小型化する知識を確保するためには、1回の実験だけでは十分ではない」と語った。これは「北朝鮮は核兵器の小型化・軽量化の目的で、7次核実験と8次核実験を立て続けに敢行するおそれがある」ということである。

「北朝鮮はすでに過去において、プルトニウムと高濃縮ウラン(HEU)基盤の核実験を実施していることから、プルトニウム核兵器とHEU核兵器をそれぞれ小型化するために、2回以上の核実験に乗り出すだろう」という分析も出ている。

オブライト所長は、最近北朝鮮が核起爆装置の作動試験をしたことについて「以前とは異なる新たな核兵器のためのものだ」とみている。オブライト所長は「北朝鮮は、武器として使用可能なウランとプルトニウムに核爆発装置を実際に結合する前に、きちんと作動するかを確認したかったのだろう」とし「小型化試験やより複雑なかたちの試験を経て、望ましい結果を得ようとしたのだろう」と語った。

韓国のキム・テヒョ(金泰孝)国家安保室第1次長は「北朝鮮がICBM(大陸間弾道ミサイル)を含めた3発の弾道ミサイルを発射した去る25日、豊渓里核実験場と第3の場所で7次核実験の準備のための核起爆装置作動試験が行なわれていることを探知した」と明らかにしている。起爆装置は核爆発を誘導するための装置で、核起爆装置試験を経た精密性は、7次核実験を通じて核兵器の小型化・軽量化を目指している北朝鮮にとっては、死活のかかった事案である。ただ韓国の国家情報院は、国会の懸案報告を通じて「そのような試験が直ちに核実験へと向かわないという前例がある」とし「核起爆装置試験は核実験の兆候というおそれはあるが、そうでない可能性もある」と伝えた。

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