韓国　きょうのニュース（１０月１６日）

◇板門店ＪＳＡ　南北が見張り所を相互設置へ　　韓国と北朝鮮、米国が主導する在韓国連軍司令部は板門店の共同警備区域（ＪＳＡ）の非武装化に向けた３者協議の初会合を開いた。非武装化措置が完了すれば、現在ＪＳＡ内にある北朝鮮側の見張り所５カ所、韓国側見張り所４カ所は撤去される。代わりに板門店の入り口の韓国側地域には北朝鮮側の見張り所が新たに設置され、その近くに韓国軍の見張り所が置かれる。見張り所を双方の地域に置くのは、ＪＳＡを訪問する民間人などが北側や南側に越境することを防ぐための措置とみられる。◇文大統領がローマ法王と会談へ　正恩氏の平壌招待への返答は？ 　欧州歴訪中の文在寅（ムン・ジェイン）韓国大統領は１６日（現地時間）、最初の訪問国フランスからイタリアへ移動する。１８日正午にはローマ法王庁（バチカン）で法王フランシスコと会談し、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）の平壌招待の意向を伝える予定だ。法王の返答に世界の耳目が集まる。◇故障による新車交換時の所得税免除へ　改正法が来年施行　新車購入後、修理できない故障などが起こった場合の救済措置を定めた米国の消費者保護法、通称「レモン法」が韓国でも来年１月から施行されることを受け、政府は１６日の閣議で、新車交換時の取得税を免除する内容などを含む自動車管理法施行令改正案を審議・議決した。来年１月１日から施行されるこの改正案では、納車後１年以内に重大な故障、問題が２回発生するか、一般的な故障、問題が３回発生して修理した後に再び問題が発生した場合、仲裁を経て新車への交換・返品が可能になる。◇私立幼稚園の不正問題　実態公開を指示＝李首相　李洛淵（イ・ナクヨン）首相は閣議で、私立幼稚園に対する監査で横領などの不正が多数摘発された問題について、「国民の失望や怒りを買っている」として、不正の詳細を国民に公開するよう教育部と教育庁に指示した。