韓国　けさのニュース（１０月１５日）

◇文大統領「北が非核化合意破れば報復にたえられず」　フランスを国賓訪問中の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は１４日（現地時間）、現地日刊紙フィガロの書面インタビューに、「北は国際（的な）制裁により実際に大きな経済的困難に直面しており、非核化合意を破る場合、米国と国際社会から受ける報復を持ちこたえる力がない」との見解を示した。文大統領はこれまで北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）との３回の首脳会談で長時間話し合ったとしながら、「金委員長は北の体制安全の保障を受ける代わりに核を放棄するという戦略的な決断を下したと考える」と述べた。◇ヒマラヤ遭難の韓国登山隊　全員の遺体カトマンズに到着　ネパールにあるヒマラヤのグルジャ・ヒマール（７１９３メートル）登頂に挑んで死亡した韓国人５人とネパール人シェルパ４人の全員の遺体が１４日（現地時間）、首都カトマンズに搬送された。現地の韓国大使館関係者によると、救助ヘリコプターが同日午前に事故現場に到着し、９人の遺体を回収した。韓国登山隊は先月２８日、新ルートを開拓するためアタックを開始した。雪と強風にあおられ転落死したとみられる。◇国会国政監査２週目　与野党の攻防本格化　国会は１５日、国政監査２週目に入った。与野党の攻防が本格化する見通しだ。１４の常任委員会はこの日、それぞれ国会や監査対象機関で国政監査を進める。統計庁に対する国政監査では、文在寅政権が掲げる「所得主導」型の経済成長と庁長交替が焦点になると予想される。◇主要１００企業の女性役員　初めて２００人超える　売上高上位１００企業で今年、女性役員の数が初めて２００人を超えたことが分かった。企業情報を分析する韓国ＣＸＯ研究所が各社の半期報告書を基に役員の状況を調べたところ、創業家出身と社外取締役を除いた女性役員は計２１６人だった。２００４年の最初の調査ではわずか１３人だったが、１３年に１００人を超え、１６年に１５０人、１８年には２００人を上回った。女性役員数は増加しているものの、全体の役員に占める割合は依然として低い。今年は３．２%で、１６年に比べ１．０ポイント上昇にとどまった。