マスゲームの会場で北朝鮮住民に手を振る文大統領(左から2人目)。ソウルに設置されたプレスセンターのモニターから=19日、ソウル(聯合ニュース)
マスゲームの会場で北朝鮮住民に手を振る文大統領(左から2人目)。ソウルに設置されたプレスセンターのモニターから=19日、ソウル(聯合ニュース)
【平壌(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】南北首脳会談のために訪朝している文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領は19日夜、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と共に、平壌にある北朝鮮最大規模の総合スポーツ競技場「メーデースタジアム」でマスゲームを鑑賞した。 金委員長と共にスタジアムの特別席に姿を現した文大統領は、会場を埋め尽くした約15万人の観衆の歓声に手を振って応えた。この後、文大統領のあいさつが生中継される予定になっている。  北朝鮮のマスゲームの内容について、韓国青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は19日午前、「全体的な枠は『輝く祖国』になると承知している」と伝えた。「輝く祖国」は北朝鮮が2013年まで上演していた「アリラン」に続き5年ぶりに上演したマスゲームで、建国70年を迎え北朝鮮政権の歴史を再構成する内容となっている。そのため、文大統領の「輝く祖国」鑑賞は不適切との指摘が出る可能性もある。 尹氏はただ「大統領を歓迎する内容が組み込まれており、タイトルが変更になることもあり得るという。北側が準備したものだが、韓国の立場を最大限考慮したと承知している」と述べた。 南北両首脳は19日午前、18日に続いて会談し、「平壌共同宣言」に署名した。
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