21日に撮影された北朝鮮・豊渓里核実験場の衛星写真(38ノース)=(聯合ニュース)
21日に撮影された北朝鮮・豊渓里核実験場の衛星写真(38ノース)=(聯合ニュース)
◇北朝鮮核実験場の廃棄手順は?使用可能な坑道の完全破壊が焦点  北朝鮮が、23~25日の間に実施すると予告した北東部・豊渓里の核実験場廃棄の式典を24日午後にも行う見通しのなか、廃棄作業の手順に関心が集まっている。北朝鮮外務省は12日に発表した公報で、核実験場の廃棄について「実験場の全ての坑道を爆破する方法で崩落させ、入り口を完全に閉鎖した後、地上の全ての観測設備、研究所、警備区分隊の建物を撤去する方式で順次進められる」と説明した。韓国政府筋は、北朝鮮が坑道爆破の準備を終えているとの見方を示し、「きょうのうちに爆破が行われる可能性が高い」と伝えた。◇「ナッツ姫」が出頭 今度は家政婦の違法雇用容疑  韓国法務部のソウル出入国外国人庁移民特殊調査隊は、大韓航空を中核とする財閥、韓進グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長の長女で大韓航空元副社長の趙顕娥(チョ・ヒョンア)氏を出入国管理法違反の容疑者として出頭させ、取り調べを開始した。顕娥氏は母親の李明姫(イ・ミョンヒ)一宇財団理事長と共に、フィリピン人を大韓航空の研修生と偽って入国させ、家政婦として雇用した疑いが持たれている。2014年12月に自社旅客機内で客室乗務員のナッツの出し方に怒って滑走路に向かっていた機体を引き返させたいわゆる「ナッツ・リターン事件」以来、約3年半ぶりに捜査機関に出頭した。◇朝米首脳会談実施なるか トランプ大統領「来週分かる」 6月12日に予定されている、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の会談が予定通り開催されるかは今週末に決まる見通しとなった。トランプ大統領は23日(米東部時間)、ホワイトハウスで記者団に、6月12日にシンガポールで予定通り朝米(米朝)首脳会談が開催されるか問われ、「来週分かる」と答えた。◇野党欠席で政府改憲案議決できず 国会本会議 韓国国会は24日午前に本会議を開き、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が3月26日に発議した憲法改正案を議決しようとしたが、野党議員が欠席したため議決に必要な議員数(192人)に満たない114人しか出席せず、投票が成立しなかった。改憲案は公告から60日以内に議決するよう憲法で定めており、この日が期限だった。◇「労組つぶし」疑惑 検察がサムスン電子を家宅捜索 サムスン電子サービスの労働組合を会社側がつぶそうとしたとされる疑惑を捜査している検察当局は、親会社のサムスン電子とサムスングループの司令塔だった旧未来戦略室の介入の有無について本格的な捜査に着手した。ソウル中央地検は京畿道水原市のサムスン電子本社を家宅捜索し、労使関係の記録やコンピューターのハードディスクなどを押収した。検察はサムスン電子サービスが労働組合の設立や活動を妨害するに当たり、グループ主要会社のサムスン電子が深く介入したとみて捜査を進めている。◇高齢者の運転が年々増加 根強い地下鉄無料維持   保健当局が全国の65歳以上の高齢者1万299人を対象に行った調査の結果、自動車を運転している人は18.8%に上った。高齢者の運転の割合は、調査を開始した2008年以降毎回増加している。また、地下鉄を運営する公社の赤字拡大により廃止が取り沙汰されている高齢者の地下鉄無料乗車については、現行制度の維持に肯定的な立場が67.6%と多数を占めた。◇セウォル号の行方不明者捜索 7月初めに再開 セウォル号船体調査委員会は、2014年4月に南西部の珍島沖で沈没し、昨年4月に全羅南道・木浦新港に陸揚げされたセウォル号の船体内部を公開し、今後の作業日程を発表した。今月10日に横たわった状態のセウォル号の船体を直立にする作業を終えた同委員会は、作業のために船体に設置した装置を取り除いた後、来月中旬に行方不明者の捜索準備を開始する。約3週間準備作業を行った後、7月初めから8月初めにかけて行方不明者5人の捜索を実施する。
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