韓国　けさのニュース（５月２３日）

◇トランプ氏「北の非核化、一括妥結が望ましい」　トランプ米大統領は２２日（日本時間２３日未明）、ホワイトハウスで韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と首脳会談を行った。トランプ氏は米国が望んでいる北朝鮮の核放棄に関する「完全で検証可能かつ不可逆的な方法（ＣＶＩＤ）」を金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党委員長）が受け入れるなら、体制安全を保証すると約束し、韓国のような経済的繁栄が実現するよう北朝鮮に対する大々的な支援に乗り出す意向を示した。北朝鮮の非核化方式については段階的解決ではなく一括的な妥結が望ましいとの立場を改めて示した。また、６月１２日に予定される朝米（米朝）首脳会談の成功に自信をみせながらも、特定の条件が満たされない場合は会談が中止または延期される可能性があることも示唆した。◇核実験場取材の韓国記者　直行便で訪朝見込み＝北が名簿受け取る　韓国統一部は２３日、北朝鮮が北東部・豊渓里の核実験場廃棄の取材にあたる韓国記者団の名簿を受け取ったと明らかにした。この日、軍事境界線にある板門店の南北連絡事務所を通じて通信社と放送局の記者計８人の名簿を通知し、北朝鮮がこれを受け付けた。政府は、速やかに記者の訪朝を承認し、移動を支援するとしている。早ければ同日中にも直行便で記者団を北朝鮮東部の元山に移動させることを検討しているという。京畿道・城南のソウル空港（軍用空港）から特別機で元山に向かわせることも考えているとされる。◇李明博元大統領きょう初公判　収賄罪など否認へ　巨額の収賄罪などで起訴された李明博（イ・ミョンバク）元韓国大統領（７６）の初公判が２３日午後、ソウル中央地裁で開かれる。本人が初めて出廷し、立場を示す見込みだ。李被告は約１１０億ウォン（約１１億円）の収賄のほか横領、脱税などの罪に問われているが、これまでの主張と同様、起訴内容の大半を否認するとみられる。◇韓国５００企業経営評価　サムスン電子がトップ　企業情報などを提供するウェブサイトのＣＥＯスコアは、韓国の売上額上位５００社を対象にグローバル競争力、投資、雇用創出、高速成長、堅実経営、透明経営、男女平等、社会貢献の８部門で経営データを評価した結果、サムスン電子が総合１位を記録したと明らかにした。このほか、現代自動車、ネイバー、ＳＫハイニックス、柳韓洋行、ＮＣソフトなどが各部門で高得点を獲得した。◇ＬＣＣ６社の営業益合計が大韓航空上回る　１～３月期　韓国の格安航空会社（ＬＣＣ）の業績が急成長している。ＬＣＣ６社は１～３月期に本業のもうけを示す営業利益を前年同期の２倍以上に伸ばし、韓国航空最大手の大韓航空の営業利益を上回った。大手・アシアナ航空の営業利益も大きく改善した。２３日までの暫定集計で、ＬＣＣ６社の１～３月期の売上高は１兆１７６０億ウォンと前年同期比３４．２%増加した。営業利益は１８６１億ウォンで１３０．９%急増し、大韓航空（１７６８億ウォン）を超えた。◇慰安婦被害者６５%　現在もＰＴＳＤ発症＝韓国大学調査　旧日本軍の慰安婦被害者の大多数が終戦から７０年以上が過ぎた今でも心的外傷後ストレス障害（ＰＴＳＤ）に苦しんでいることが分かった。順天郷大学病院の研究チームが２３日、発表した。同研究チームが韓国内に居住する被害者２０人を対象に個別面談を実施した結果、対象者の６５%に当たる１３人が現在もＰＴＳＤに苦しんでいることが分かった。また対象者のうち、１度でもＰＳＴＤが発症した人の割合を示す有病率は９０%に達した。