女優チェ・ウンヒ、死去…北朝鮮に拉致され脱北した波乱万丈人生が話題=韓国
女優チェ・ウンヒ、死去…北朝鮮に拉致され脱北した波乱万丈人生が話題=韓国
50~60年代に大活躍した韓国女優チェ・ウンヒ(享年91)が16日に死去した。そんな中、彼女の波乱万丈な人生が話題となっている。

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 チェ・ウンヒは韓国映画俳優1世代として、1942年に演劇「青春劇場」でデビューした。映画デビュー作は「A New Oath」(1947)だ。50~60年代、キム・ジミ(77)、オム・エンナン(82)と共に“女優トロイカ”として活躍した彼女は、1954年の映画「コリア」をきっかけにシン・サンオク監督と出会い、結婚した。

 その後、シン監督とチェ・ウンヒは「地獄花」(1958)、「離れの客とお母さん」(1961)、「常緑樹」(1961)、「聾唖の三龍」(1964)など約130編で監督と主演女優として共にした。

 2人は1976年に離婚したが、チェ・ウンヒが1978年、北朝鮮工作員によって拉致され、シン監督がチェ・ウンヒを探しに北朝鮮へ向かって再会した。2人は金正日(キム・ジョンイル)総書記の支援のもと、北朝鮮でも映画活動を継続。チェ・ウンヒはその時期に撮られた映画「塩」で、1985年モスクワ映画祭で主演女優賞を受賞した。

 1986年に脱北に成功した2人は、1999年に永久帰国を果たした。その後は後輩の育成に力を注ぎ、シン監督は2006年にこの世を去った。

 チェ・ウンヒは2014年に第5回大韓民国大衆文化芸術賞の保管文化勲章を受賞している。

 一方、葬儀場はソウル聖母病院葬儀場に設置され、17日から弔問客を受け入れている。出棺は来る19日。遺族はシン・ジョンギュン映画監督(54)ら2男2女がいる。

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